いきなりスーパー糖質制限すると全身倦怠感が・・・
厳しい糖質制限をいきなり始めたら、最初は良かったんだけどだんだん具合が悪くなったというからメールでの相談をいただいたので、記事にさせていただきました。
⇒ 厳しい糖質制限で体調が悪く
http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat9/post_175.html
以前に書いた、糖質制限したら髪の毛が抜けた人いますか?という記事
⇒ 糖質制限したら抜け毛がひどいですか?
http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat1/post_106.html
そちらにも最近になってまた、くろさんという方からコメントで質問をいただきました。
脱毛がひどいということです。
くろさんが脱毛だけでなく、生理が止まったと書かれていたのに引っかかりました。
なにやら全身の新陳代謝が落ち気味のように感じて、ひょっとして甲状腺が関係するのかなと考察しました。
⇒ 甲状腺機能低下なのかも
http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat1/post_106.html#comment-1086
・・・その後、どうにも気になってしょうがない。(´・ω・`)
一部の人では厳しい糖質制限をした後に、甲状腺機能低下が起こっているのではないのだろうか?
ということで英語圏で調べてみたところ、どんぴしゃの回答が書かれている記事があったので紹介します。
長鎖脂肪酸代謝機能が低い人が意外にいるのではという可能性(私の推測)よりも、説得力あります(;^ω^)。
http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat30/post_176.html
じっくり紹介しますね。
まず、ドンピシャの回答が書かれているのはDr.Cateのブログです。
⇒ Dr.Cate
http://drcate.com/
その中で、こちらの記事になります。
⇒ Going Low-Carb too Fast May Trigger Thyroid Troubles and Hormone Imbalance
http://drcate.com/going-low-carb-too-fast-may-trigger-thyroid-troubles-and-hormone-imbalance/
2012年の2月に書かれていますね、探し求めたとおりの内容です、最近のGoogleはまた一段と賢いな。(笑)
中身はもちろん英語ですから、基本的には原文に加えて翻訳引用してお伝えすべきところですが、長い(;^ω^)。
ということで彼女の記事の内容を日本語で要約します(でも長い;^ω^)。
医学用語や科学的背景知識の説明も、私から入れておきますね。
ここから紹介***
Going Low-Carb too Fast May Trigger Thyroid Troubles and Hormone Imbalance
あまりにも急激な糖質制限は甲状腺トラブルとホルモンバランスの乱れを招く
Summary
要約
急激にダイエットを始めた人の中には全身倦怠感とか脱毛とか便秘とか、甲状腺機能低下症を思わせる副作用に悩まされる人がいます。
(カルピンチョ注: 甲状腺ホルモンは新陳代謝を亢進させるホルモンで、高いとエネルギー消費が活発になり、やせ気味で汗っかきで元気、低いとエネルギー消費が悪く、むくみ気味で冷え性でいつも疲れている感じになります)
この方たちでは、これらの症状は再び糖質摂取生活に戻ることで速やかに改善します。
私の患者さんからはこういう話を聞かなかったので不思議だったのですが、低糖質ダイエッターのサイトでのディスカッションを見てそういう人たちがいるのを確認しました。
このような症状が起こる理由は、こういう人では甲状腺ホルモンT4が末梢で不活性型のreverseT3に変わってしまうために、末梢レベルで甲状腺機能低下(Cellular Hypothyroidism)が引き起こされるからだと考えられます。
リバースT3は消耗性疾患、飢餓、冬眠前などの栄養不足の時に体の新陳代謝を下げてエネルギーロスの少ない冬眠モードに変えようとするホルモンです。
活性型甲状腺ホルモンであるT3の機能を阻害することで甲状腺ホルモンの作用を抑えます。
さらにこれの代謝物であるサイロナミンも末梢に溜まり、同じような作用を果たします、このために全身倦怠感でぐったりするのです。
http://edrv.endojournals.org/content/32/1/64.full.pdf
ところが、私(Dr.Cate)の患者さんには一人もそういう副作用で悩む方がいませんでした。
私は糖質制限指導をするときには一日一食、朝ご飯で糖質制限することから始めさせています。
これはシンプルにその方が取り組みやすいし、患者さんの抵抗感も少ないからという理由でしたが、これが功を奏したようです。
いきなり激しい糖質制限をしてこの症状(甲状腺機能低下症)を起こす人はその前までは糖質摂取量の多い人が多いようです。
体は常に糖質がエネルギーとして入ってくることに慣れきっていて、脂肪をエネルギーとして使う仕組みは動いていないのです、持っているけど、何十年も眠ったままなのですね。
こういう人がいきなり厳しい糖質制限すると、糖質以外に慣れてない体は、それが飢餓状態であると勘違いしてしまいます。
それで急いでエネルギーを使わない冬眠モードにスイッチ、リバースT3を盛んに作り始めるというわけです。
森のクマさんと同じです。
春先は柔らかい葉っぱや、生まれた手で動きの遅い獲物がたくさん手に入ります。
でも、秋には食べられる若芽もなくなり、獲物の動物も大人になって簡単には捕まえられなくなります。
だから秋には、森に実った果実(berry)をたっぷり食べて糖質ばっかり摂取しています。
ですが、秋が深まると果物はなくなり、獲物も簡単に手に入らなくなるので、果実を食べつくすと同時に、エネルギーが摂取できない飢餓状態が訪れます。
幸い、秋に大量に食べた果実のおかげで体には脂肪がたっぷりたまっています。
こうなったときに、体は飢餓対策として新陳代謝が落ちるので、速やかに冬眠モードに入れるというわけです。
「糖質に体を慣らしたところでそれをいきなり切る」というのが冬眠モードに入るコツというわけです。
(かるぴんちょ注: 糖質主食の現代人は一年中、森の熊さんの冬眠突入前モードの生活を送っているというわけですから、太るのも納得ですよね。)
糖質制限食の導入時にも、同じメカニズムが発生して冬眠モードに入る可能性があります。
これを引き起こしてしまうのを回避するには、糖質制限を段階を追って強めていけばいいのです。
いきなり厳しい糖質制限をしても全然平気な人もいますが、すべての人が安全に糖質制限をするためには、少しずつ、段階を追って糖質制限に体を慣らしていく必要があるようです。
もしもいきなり糖質制限して調子が悪くなり、やむをえず糖質摂取ライフに戻った人は、次には段階を踏んで少しずつ体を糖質制限に馴らしていってください。
朝ご飯での糖質抜きから始めてみましょう。」
***紹介ここまで
・・・いかがでしょうか?
私はす~~~~~~~~っごく腑に落ちました。 (谷岡ヤスジ風に読んでね)
いきなりハードな糖質制限をしていたアクティブな男性が次第に具合が悪くなったケース。
もともと太っていたわけではなくて、体重の減りは大したことないのに、糖質制限を始めて数か月で脱毛に陥って悩む女性。
どちらもこれで説明がつきますよね。
何十年も毎日まいにち、三食、糖質を食べ続けた体が、糖質摂取を前提とした代謝モードしか用意していなかったのです。
肝臓も脂肪やたんぱく質をうまく使えないので、糖新生がなかなか上手にできないのです。
だから急激な糖質摂取カットを、その人の体は食べるものが少ない「飢餓状態」と勘違いしていたのだと思われます。
それで分泌された甲状腺ホルモンT4を活性型T3に変換するのではなくて、活性阻害型のリバースT3に変えて冬眠モードに変えて飢餓に耐えようとしたのです。
勘違いした体が、死なないように休ませようと、がんばってくれているのです。
ここで彼女はCellular Hypothyroidismという表現を使っていますよね。
実はこれ、昔からあった概念で、Euthyroid sick syndrome、Nonthyroidal illness,あるいは低T3血症という言われ方をする状態と同義であると思われます。
甲状腺機能は正常なんだけど、末梢でT4がrT3に変換されやすい状態が発生しているために、標的器官が甲状腺ホルモンで刺激されないのです。
(筋肉や肝臓で、受容体を目の前にしてインスリンが不活化されているようなイメージを想像してもらえばわかりやすいかもです。)
この状態には飢餓の時だけでなく、手術の後とか、感染症とか、糖尿病が進行しても、陥ることがあります。
⇒ Euthyroid Sick症候群 メルクマニュアル
http://merckmanual.jp/mmpej/sec12/ch152/ch152c.html
⇒ 16.15 甲状腺機能低下症 7. 消耗性疾患や慢性腎不全にみられる低甲状腺ホルモン血症
http://202.216.128.227/%93%A7%90%CD%95S%89%C8/16.15.htm
糖質制限をいきなりガツンとやると、残念ながら、一部の人ではそういう状況が誘発されているのではないかと思われます。
・・・でも、けっこうたくさんの人が少なからずこの現象に悩まされているのかもしれません。
というのが、私自身が思い当たるからなんですよ。
自分はそういう副作用を感じていない、よかったな、と思う人でも、よく思い出してみてください。
糖質制限したら冬に手足が冷えて眠るときに辛くなったという人。
それは甲状腺機能低下症の典型的な症状の一つです。
そして私も糖質制限して最初のころにけっこう悩まされた夜間の足のつり。
これも甲状腺機能低下症で起こる症状の一つです。
私の場合、どちらも症状としては最初の冬だけだったり、半年くらいで消えてくれました。
同じような人、多いですよね(全く経験しない人もいるからややこしいのですが^^;)。
冬に冷えるようになったり、足がつって困った人たちはリバースT3が少し高めで、甲状腺ホルモンの作用が末梢レベルで少し低下していたのかもしれません。
(特に糖質取り込み能力が発達しているであろう足の筋肉においてそれ(糖質欠乏症状)が顕著なのかもしれません。)
糖質制限してしばらくすると夜中に足が攣るようになって困った、最初に迎えた冬は寒くて眠れなくて困った。
でも、継続しているうちに、足が攣らないようになった、手足の冷えがましになった。
そういう方は、ようやく体が低糖質モードに変わったのかなと思います。
また、別の症状ですが。
リバースT3の濃度が高い状態ではLDLが高めになるようで、200ぐらいになることもあるようです。
これはエネルギーセーブしての冬眠突入を考えればリーズナブルですね。
肝臓から全身に向けて脂肪を送り出して筋肉や皮下に沈着させることで、エネルギーを貯蔵するだけでなく保温も期待できますから。
私もHDLが75~80あるので気にしていませんでしたが、糖質制限開始後しばらくはLDLは140~150と、ちょっと高めでした。
(今も130~140と、低くはありません。)
糖質制限して、HbA1cも肝機能も血圧も改善したけど、LDLと総コレステロールが高めなんだよなという方。
ひょっとしたらリバースT3が少し高いせいなのかもしれません。
ということで、理屈からいけばいいことずくめのはずなのに起こってしまう糖質制限に合併する様々な悩み。
すべて、「リバースT3上昇による、末梢での甲状腺ホルモン活性低下(T4とTSHの検査では見つからない)」で説明がついてしまいます。
まいりました。
この疾患概念に対する英語総説の比較的新しくて無料で読める文献はこちらにあります。
⇒ New insights toward the acute non-thyroidal illness syndrome Front. Endocrinol., 26 January 2012
http://www.frontiersin.org/Thyroid_Endocrinology/10.3389/fendo.2012.00008/abstract
無料で読めます、医療関係者の皆様、どうぞ。
海外の病院では、入院患者を調べるとその2/3はリバースT3の高い状態にあるようです。
さて、それでは我々は、糖質制限をどのように進めていけばいいのでしょうか?
Dr.Cateも記事の中で書いていますね、徐々に始めればいい、朝ご飯の糖質を抜くプチ糖質制限から始めればいいのだと。
http://drcate.com/going-low-carb-too-fast-may-trigger-thyroid-troubles-and-hormone-imbalance/
偶然、そのように指導してきた数百人の彼女の患者からは、誰一人として甲状腺機能低下症のような症状の訴えがないということです。
(指導が楽だからそうやってたらしいです^^;)
我々もそれに倣いましょう。
今から糖質制限を始めるというあなた、まずは一日一食だけでも糖質オフ生活をしてみてください。
それで調子が良ければ徐々に減らしていってくださいね。
すでにスーパー糖質制限実践中で調子の悪い人、あなたも無理をしないで戻しましょう。
いったんはスタンダード糖質制限ぐらいまで戻して(一日一食は玄米ご飯を食べるなど)みましょう。
そこから徐々にスーパー糖質制限に向かうのです。
減らすペースは人それぞれです。
例えば最初の一週間はスタンダード糖質制限、次の一週間は週に一日だけスーパー糖質制限、その次の一週間は週に二日だけスーパー糖質制限。
という感じで七週間かけてゆっくり進めていくのがいいかもしれません。
(ステロイド離脱のやり方を参考にしてみました(笑))
じわじわとトライすることで、この冬は足の冷えもなく、足がつることもなく、脱毛もなく、なにもつらく無く過ごせるかもしれません。
また、七週間かけて糖質を少しずつ減らしてみたとしても、ある程度以下にすると調子が悪くなるようであれば、それより少し上に戻してそこでしばらく維持すればいいのです。
それがその時点でのあなたの体に適した糖質制限レベルというわけなのです。
それで一か月ぐらい続けてみて、脱毛も、手足の冷えも、夜中の足の攣りもないようなら、そこからまたもう少し糖質を減らしてみましょう。
スーパー糖質制限のレベルにたどり着くまで、焦らずにゆっくりすすめて行けばいいのです。
すべてあなたの体の調子を自分自身で判断して、マイペースは自分で手さぐりで見つけてください。
決まりはありません。
糖質制限に合併する様々な副作用?に、リーズナブルな説明がついてすごくすっきりしましたよ、個人的には。
あなたはいかがですか?
1.どうしてリバースT3の産生に個人差があるのか?
2.リバースT3以外にも高糖質から低糖質にスイッチしたときに全身倦怠感が発生するメカニズムが存在するのではないか?
などの可能性については、別の記事で考察します。
⇒ 今月中が目標です。根気強く待っててね。 ゞ(^^;)コラコラ
カルピンチョ先生
非常に有益な情報をどうも有難うございました。
「low T3症候群は真の甲状腺機能低下症ではない、だから甲状腺機能低下症の有無をみるにはTSH, freeT4だけ測ればよい、さもないとmisleadingされてしまう」というのが私達が習ったお作法でしたが、
どうもそういうわけではなさそうですね。ここも従来の常識を見直していく必要があるのかと大変勉強になりました。
今回の先生の記事を受けて、自分自身が糖質制限導入期の頃に書き溜めていたメモを見返してみますと、
確かにありました。「手足がちょっと冷える」という記載が。
ただその期間は2週間~1ヶ月程度であったことがメモから推測できます。
しかもその頃は冬でしたが、「かといってエアコンなしでも結構いける」という記載もありましたので、私の場合はそんなに困った症状ではなかったのかもしれません。
ともあれ、急に極端な糖質制限にした場合に体調崩す人の理由の一つ、大変よく理解できました。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
はじめまして、仙台在住のリハ医でヘルミと申します。
スーパー糖質制限歴は、大震災での中断を入れて3年になります。
私は初回も再開時も、開始後一ヶ月でかなり激しい下肢の攣りが生じ、なぜだろうと疑問に思っていました。江部先生に伺ったところ、ミネラルの不足では?とのことでしたが、減らしたのは糖質なのになぜミネラルが?と…
今回の記事でスッキリしました!
そうか、甲状腺ホルモン!! ありそう!
カルピンチョ先生、すっご〜い!!
ありがとうございました!
ちなみに下肢の攣りは2回とも屋久一ヶ月で消失、いずれも夜間睡眠中でした。
たがしゅう先生
よかったです、神経内科のたがしゅう先生に納得してもらえたのであれば、この可能性はじゅうぶんにありそうですね。
たまに、糖質制限がものすごくつらいという人がいて、どうして?と不思議だったのも、低T3と考えれば納得ですよね。
その強さの差による個人差を念頭に置きつつ、糖質制限がみんなから安全に受け入れられるようになればいいと思います。
もちろん、3人に1人が糖尿病になる糖質60%食よりも、糖質制限のほうがはるかに安全で健康的だと思いますけれども。
ヘルミさん
はじめまして
ヘルミさんも私と同じくすっきりしてくださったんですね、ありがとうございます。
推論だけでエビデンスはないのですが、可能性は高そうですよね。
「いいことばかりと言ってたのに糖質制限すると足が攣るじゃないか!」
と、お怒りの方の声の理由が見えてくれば、対処もできるかもです。
おそらく足が攣りやすい人は良くエクササイズしている人、筋肉のGLUT4の発現量が高い人なのではないかと思います。
だから糖質をガンガン取り込んでいたところに、糖質制限で食事からはほとんど来なくなって、糖新生のブドウ糖はほかの臓器でも使われちゃうので足りない。
だから大めし(糖質)ぐらいの筋肉組織ほど、冬眠モードに持ち込む必要がある。
つまり、筋肉質なスポーツマンほど、あるいは運動を意識的にしている人ほど、糖質制限はいきなりスーパー糖質制限に向かうのでなくて、徐々に進めるほうが安全な気がします。
それにしても、TSHとT4では見えてこないnon-thyroidal illness、「甲状腺の専門家」の方々からは治療対象外とみなされるどうでもいい疾患であっても、「甲状腺ホルモン作用が低下して苦しむ患者の立場」からすればなんとかしてほしい疾患であること。
自分の足が攣って苦しんでみないとリアライズできないですよねえ、われわれ医者も。
なかなかに奥が深いです(^^;)。
カルピンチョ先生
いつも楽しみにいしています。
冬眠!すごく納得しました。
私が糖質制限を始めたときに起こったことは、眠気と冷え、だるさでした。
更年期障害の症状かと思っていましたが、まあそれもあると思いますけど、
甲状腺機能低下症と考えれば、合致ですね。
半年から一年くらいで無くなりました。
糖質制限始める前に、ストレスから甘いものを食べることが多くなっていたせいだと思います。
糖尿病の人以外は、糖質制限はゆっくり始めた方がいいのではないかとずっと考えていたのですが、その根拠がわかって、かなり嬉しかったです。
日本人は海藻を摂ることが多く、中年女性の潜在性甲状腺機能低下症は意外と多いと以前読んだことがあります。出典は覚えていませんが。
そうであれば、糖質制限を始めた女性に、冷えの訴えが多いのも、納得できる気がします。
依存症の治療とすれば、すっぱりやめたほうがいいのでしょうけど。
にこさん
ありがとうございます。
納得してくださる方が多くてうれしいです。
困ったもんだなと思いつつ、冬眠モードに入って体が飢餓に耐えるなんて、我々の体はなんてよくできてるんだろうとよしよししてやりたくもなりますね。
Atkinsダイエット(最初の2週間は徹底的な糖質カット)に挫折者が多かったのもうなずけますよね、辛いはずです。
>依存症の治療法とすれば、すっぱりやめたほうがいいのでしょうけれど。
その点は大いに問題ありですよね。
一食だけ糖質カットして見えてくる変化は非常に緩やかなものなので、いかにしてモチベーションを続けられるかの工夫は必要そうですね。
先生、こんにちは!
記事を読んですぐにお礼を言いたかったのですが、上手くまとめられず、遅くなってしまいました。
新しい記事、読ませて頂きました。Dr. Cateのブログの記事も読んでみました。
そして、まさに自分にドンピシャでした。
前回先生に基礎体温のアドバイスを頂き、早速計り始めてみたところ、35℃台で、びっくりしました。昨日は夜の体温も35度3分でした。通常の平熱は36度3分くらいで、数年前に基礎体温をつけていたころは、低温期でも35度台はありませんでした。今まで夏だったので気づきませんでしたが、ここ数日寒くなって、手足が冷え冷えです。また、糖質制限をすれば食後の眠気がなくなると聞いていたのに、私はいつまでも眠いなぁと思っていました。また、糖質制限を始めてから便秘になり、なかなか治りませんでした。(もともと糖質制限を始めたきっかけは、アレルギー対策としてのカンジダ・ダイエット(腸内の真菌をなくすための糖質制限&発酵食制限)だったのに、逆に便秘になってしまいました。)
糖質制限で代謝は上がっているはずと思い込んでいましたが、私は逆に代謝を下げてすっかり冬眠モードに入っていたのですね (@@)
たしかに、糖質制限を始める前は、秋のくまさんにも負けないくらい大量の炭水化物と糖質を摂取していました。それをいきなり切ったら、体が冬眠してしまったのですね。Zzz
これまでだったら、すべて体重減や低カロリーに原因をもとめるか、何か別の病気なのかと考えていたと思います。
病気ではなく、体に備わった機能の一つだったとわかり、安心しました。
糖質制限食を始めて、いろいろな意味で人類の歴史を感じます!
先生のおかげで、とても勉強になりました。
また、前回質問攻めにしてしまった私に、自分で考えるように諭してくださり、ありがとうございました。
アトピーは付き合いが長いので、自分で考える習慣がついているのですが、脱毛に関しては知識が不足していることと、毎日ホラー映画のように抜ける髪をみて、ちょっとパニックになっていました。
おっしゃる通り、行動を全部指示してもらおうとするのは良くなかったと反省しています。今回先生から大きなヒントを頂いたので、しばらく自分の体の声に耳を澄ませながら、食事を調節していきたいと思います。
ここ2日間は、昼夜の食事の最後に、お茶碗半分くらいのご飯を食べました。(玄米はアレルギーがでたことがあるので。)いままで、どれだけ食べてもほとんど満腹感を感じることがなかったのが、少しの炭水化物がもたらす満腹感にびっくりしました!炭水化物おそるべし!
これで、脱毛がおさまってくれることを祈ります。
どうしてもわからないことがあったときは、相談にのってください。
そして、また経過を報告させてください。
素晴らしい発見と、わかりやすい記事をありがとうございました!
糖質制限と抜け毛の関係について知りたくて、こちらにたどり着きました。
れんげと申します。初めまして。
私も、緩めの糖質制限を始めて(一日あたりの糖質は50〜100gくらい。日によって違います)、丸5ヶ月になります。体重は4kg減。BMI19から17.9になりました。そして先月から抜け毛が酷いです。
ただ、年齢相応の量であったと思われる抜け毛が、糖質制限開始後一時ほとんど無くなりました。そして髪のツヤというか質自体はとても良くなって来ているらしいです。(美容師さんに言われました)
それが、ここへ来て抜け毛が酷いのは、季節の変わり目だからか、痩せすぎて栄養が足りないのか…といろいろ心配しておりましたが、甲状腺機能低下の可能性ですか…
私は元々橋本病疑い、と軽い甲状腺機能低下を言われているのですが、糖質制限は自分の体調を見ながら進めるとして、ハードな運動も関係していますか?先月から有酸素運動と筋トレを増やしたことも抜け毛と無関係ではないのでしょうか?
糖質制限をしてリバースT3が増えている人は、ケトン体の濃度は高くなっているが、血糖値は低くなっていると考えてよろしいでしょうか? それとも、ケトン体も血糖値も両方とも低くなっているのでしょうか?
くろさん
いえいえ、こちらこそ、気づくきっかけの質問を下さって感謝しています。
本当は脱毛の記事を書いた後のコメントやり取りで気づくべきだったのですが、私自身の背景知識がまだそこまでたどり着いていなかったのですね、今回、くろさんからいただいた質問がタイムリーに気づきをもたらしてくださいました。
知識への巡り合いに感謝です。
基礎体温35度台はかなり低いですねえ。
標準的には低温層が36度台前半、高温層が36度台後半と考えるとかなり低いです。
卵胞発育も排卵もお休みしちゃってるかもしれないですね。
低T3症候群の可能性は高そうです。
ご飯を少量、始められたんですね、よかったです。
これまでスーパーを続けられていてのごはんなので、きっと食べ過ぎないでセーブできると思います。
ご飯というのもいい選択だと思います、小麦粉は快楽物質用作用があって、習慣性が強いという話がありますので(最近読んだ本で)、よかったです。
ぜひ、今後の報告もお待ちしています。
れんげさん
筋トレや運動は脱毛を悪化させている可能性があると思います。
なぜなら、筋肉というのは巨大な組織で、かつ、エネルギーをたくさん食う組織なのですが、その細胞表面に糖質を取り込む受容体(GLUT4)を発現する引き金になるのが運動なのです。
GLUT4の発現を利用して、糖質制限をしているけれども付き合いで食べちゃったときには食後に運動する、というの、私自身実践しています。
ですから、ただでさえ、「この頃糖質濃度低いなあ」と思っているあなたの体に糖質要求性の高い筋肉が育ったら、少ない糖質の取り合いがさらに熾烈になると考えられます。
あと、もともとのBMIが低いのも影響してると思いますよ。
BMIが高い、特に内臓脂肪が多い人の場合、さらには脂肪肝気味だった人の場合、たぶんですけど、糖新生に回すエネルギーと原料がそこにみっちり詰まっていますので、糖新生にスムースにスイッチできるんです。
でも、もともと内臓脂肪や肝臓脂肪の少ない、太っていても皮下脂肪中心だった人は、そういう「糖新生向けの効率のいいエネルギーを蓄えていた組織」がないので、糖質不足にさらに簡単に陥りやすいように感じます。
正直、内臓脂肪でお腹がポーンと出ていたおっさんはいきなりスーパー糖質制限やっても大丈夫なケースが多い気がしますし(笑)。
広島人さん
たぶん、ですけど、ケトン体の上昇もいまいちだと思います。
「糖質利用」から「脂肪利用」へのスイッチがうまく切り替わっていない状態だと思うので。
carpincho先生
実は先々月44時間絶食しまして、その時点での検査結果を報告いたします。(なんとマニアックな患者!)
もちろん総ケトン体はとんでもない値(8.765mM/L・これナイショ・笑)になっておりました。
その時の血糖値は101で想像していたよりも高めでした。
インスリンは2.1μU/mL で低め。・・・ 想像通り
TG 192mg/dL・・・・糖質制限開始時はストン(γ-GTP同様)と落ちましたがじょじょに上がって毎回この値の前後を行き来してます。体質なんでしょうねぇ~。家族性はないと思います。
総コレステロール ・・・250mg/dL これも高いです。
HDL 53mg/dL(もうチョイほしいです)
LDL 149mg/dL・・・絶食前より高め
149>192/5+53 ですので気にしない??!!
(真の悪玉-小粒-と-大粒-の比)
さて、その時での甲状腺関連の値は下記の通りです。
TSH 1.2μIU//mL ・・前回糖質制限普通食時 1.0
FT4 1.2ng/dL ・・前回 1.1
FT3 2.4pg/mL ・・前回 2.8
なにかの参考になれば・・・
ただ、尿酸値(8.4mg/dL)に関して、いつもは正常値なのですが高値になってます。
主治医は絶食のせいでしょう、と言っておりました。
その関係はよく分かりませんですぅ。
甲状腺機能の話し、たいへん興味深く拝見いたしました。
糖質過剰の人間は冬眠前の熊状態・・・とても納得しました。
いらいらしたり、眠そうだったり、常に何かを口にしていたい人たち。
まさに森の熊さんですね。
わたし(47歳女)は昨年の3月よりスーパー糖質制限をしていますが、もともと晩御飯に炭水化物をとらない(代わりにビール^^;)生活をしており、長年プチ制限を続けていたようです。また若い頃からオートバイに乗っているのですが、ツーリングの最中は昼ご飯を食べなくても平気です。
スーパーにしてからの変化は、体脂肪率28→22、BMI値21.6→19.6。
額の生え際に産毛が生えた、夜中にトイレに起きなくなった、
足を攣る回数が減った、などです(それ以外にもたくさんありますが割愛)。
もともと内臓脂肪がけっこうあったからだと思いますが、ウエストがくびれました^^
今回のお話しでLDL値が出ましたが、わたしはいつも低値で人間ドックでは毎年「D」判定です。
LDL単独よりHDL/LDL比が大事との話も聞きますが、過去の値は以下の通りです。
2008 2009 2010 2011 2012
HDL 73 80 75 85 83
LDL 36 58 38 49 38
今年はまだ検査をしていませんが、大差ないかと思います。
ドックの医師からは「特に不調がなければ気にしなくていい」と言われていますが、ちょっと気持ち悪いです。
正常値ってなんなんでしょうか。
※いま流行のビッグデータはうさんくさいと思っています(笑
わかりやすく丁寧なお話ありがとうございました。
確かに、髪や爪に栄養が回るのは一番最後なんだよね〜と、美容師さんもネイルサロンの方もおっしゃいます。
もうしばらく様子を見て改善してこないようなら、糖質を増やすか、運動を減らすか…
私はダイエットのためではなく、正常値の上限に張り付いた血糖値を下げるために糖質制限を始めました。ですが、この5ヶ月A1cは5.7から5.4(JDS)とさほど改善せず。今後さらに糖質を減らし、また食後高血糖を叩くために食後の運動を増やしつつあるところなんですが、うーん、体質的に無理はできないということなんでしょうか。
(特に糖質の摂取が少ないなーという時でも、抜け毛以外には少々倦怠感があるぐらいなんですが。最近の血液検査では、甲状腺関係の数値は変化はありませんが、白血球が急に少なくなり経過観察中です。)
カルピンチョ先生
今回のエントリを読んで10年来の疑問が解けた気がします。
私はMTBのダウンヒルという結構ダイハードな無酸素運動を10年ほどやってるんですが、帰りの車の運転中しばしば凄い眠気(意識を失うほどの)に襲われるんですね。無酸素運動で体内の糖を使い切った後、糖新生機能が弱いせいで低血糖になるんではないかとこのエントリを読んで思いつきました。
ということで次回以降チョコレートや砂糖入りコーヒーでも持っていこうと思います。
もしかして力仕事の後甘いものを取るべきというのもある程度は理に適っているのかもしれませんね。
はじめまして。とあるサイトでこの記事に辿りつきました。
自分は年齢24、身長176、体重51kgというとんでもないやせ形(で大食い)なのですが、糖質中心の食生活の弊害を知り、糖質制限を(一日一食糖質を抜く位~スタンダード位の強さで)はじめてみた人間です。
その結果(仕事のストレスもあり?)ほんのりと体調を崩していました。
糖質制限はそんなに厳しくやっていないから原因ではないと考えていたため、原因がわからずもやもやとしていましたがこの記事のおかげでスッキリしました。
痩せの大食いの人は(おそらく)代謝活性が相当高い状態を維持しているので、低糖質の刺激を過敏に受け取り、冬眠モードに入りやすい状態なっていたのかなぁと。
当面、糖質の摂取を従来程度に戻し、体調を戻してから(戻るといいなぁ)少しずつ自分の代謝系を多少なりとも低糖質向きな状態に傾けていこうと思います。
面白い記事、ありがとうございました。
初めまして。
先生のブログ、とても興味深く拝見しています。
お忙しいのにていねいにコメントされるのもびっくりです!
私も糖質制限5月からですが、明け方に足がつります。それに便がコロコロ状でちょっとニオイもします。
ヨーグルトはなし。納豆は20gのミニサイズを。ビオフェルミンとか飲んでますが・・
ビタミン剤(指示の倍くらい)、ミネラルサプリも摂っていますが、足りないのでしょうか?
あまり改善が見られません。。。
糖質制限は夕食で大体10~20g以内です。
朝、昼は5gぐらいです。
もうすこし糖質制限を緩めるほうがいいのでしょうか?
糖質をとると、バナナ1本、シリアル1杯であっというまに血糖値140になります。
なにかコメント頂ければ幸いです。
Yamamoto_maさん
う~ん、TGが謎ですねえ、脂肪細胞が元気で作るの好きなのかなあ?←寝てないからもはや世間話
いや、ちょっと今寝たけど、また寝ます。
尿酸は仕方ないです。
ゆりのーむ飲んで寝ます。
ということで皆様すみません、ちょっとコメント返信お待ちください。
ってYamamotoさんへの返信、もっかいよく考えてからしますね~。(*´ω`*)
興味深い情報のご提供、ありがとうございます。
改めて、自分の糖質制限の経過を思い起こしてみますと
「ほぼスーパー」に移行したのが昨年11月頃。
①その頃、一度だけではあるが、今まで経験したことがないくらいの最「凶」の便秘に襲われる。
②12月頃から、手足に霜焼ができる。
この時の便秘は、数時間トイレでのたうちまわるくらいの強烈なもので、「便秘とは本当に苦しいものである」ということを、人生初めて知った(大げさに聞こえるかもしれませんが)くらいの経験でした。実のところ、糖質制限を始める以前には、下痢は頻繁に経験していたのですが、便秘にはほとんど縁がなかったのです。この原因を、食事内容が大幅に変化したことによる腸内細菌叢の変化か、と考えていたのですが(それも大きな要因ではあるとは思われますが)、甲状腺ホルモンも便秘の要因になる、ということなのですね。
また、この冬の霜焼は、これまた子供時代以来の強烈なもので、手の指は親指を除く8本の甲側と、足の指全部の甲側が、表皮が剥けた様態になりました。(自己流の湿潤療法で、なんとか治しましたが)
これらの経験、今回の記事でああ、なるほどと思いました。
私自身の糖質制限への「入り方」としては、「いきなりガツン」ではなく、夕食の主食を抜くところからスタートして、自分の感覚では、序々にスーパーに移行したように思っていたのですが、ほぼスーパーに移行した頃から上記のような症状が現れていますので、自分では「ゆっくり」のつもりでも、糖質の摂取が一定量以下になった時点で、体が冬眠モードに移行するということもあるのではないかと想像します。体質によっては相当慎重に、ごくゆっくりと糖質制限に移行しないと、様々な不調が生じる可能性もあるのではないかと思われます。
私は、上記のような「弊害」はあったものの、それ以外の体調改善と減量効果には衝撃的なほどの感動を覚えましたし「理論的に考えて、これが望ましい食事内容である」と考えて、糖質制限を継続して現在に至っています。が、このような体調変化が現れれば「やはりちゃんとご飯を食べないのは体に悪いのだ」と考えてしまう人もあるでしょう。
冷え・筋肉の攣り・便秘等々、このような症状は、「想定内」の変化であり、人体の正常な反応なのだと、あらかじめ説明することができれば、より多くの人に安心感を与えることができるのじゃないでしょうか(糖質制限はいいことずくめ、と言われるよりも、よほど信頼感があるのでは?。←へそまがりな奴)。
かんなさん
正常値ってのは検査会社の社員(および関連会社や協力病院の社員や患者さん)の血液で調べたものを基準に作られていると思われるので、「糖質60%程度摂取している人々で病気を指摘されていない方々の平均値±2標準偏差」であると考えられます。
だから、「糖質制限ライフを過ごしている人々で病気を指摘されていない人々」とは根本的に違うと思うんですよね、あてにならない。
体調が良ければなんでもありなんじゃないかと思う今日この頃。
とはいうものの、かんなさんのLDL値はかなり低いあたりに落ち着いてますね、先天的に低くなる要素があるのかな。
ドックの医師と同じことしか言えませんが(^^;)、体調に問題がなければいいんでしょうね。
私も大学生時代はバイク乗りでした、ツーリングに林道にとうろうろしてましたが、降りて久しいです、いいなあ(。。)
れんげさん
HbA1cの値にはとらわれない方がいいと思いますよ。
ほかの方への回答にも書きましたが、正常値という概念自体、「糖質摂取がメインの現代人で病気を指摘されていない人」の血液を調べて算出されたものであり、参考にする程度の考えで見ている方がいい気がします。
糖質制限しているのならもっと低い血糖値であるべきかといえば、そうであるとも思えないし。
(1型糖尿病の方々の血糖値は糖新生の歯止めがかからなくて糖質制限してもコントロールが難しかったりしますからね)
と、言いながら、取って返しての質問ですが、甲状腺関係はリバースT3やFT3も正常ということでしょうか?
多くの場合、甲状腺検査はFT4とTSHの検査だけで済まされるので、RT3の数値はわからないと思うのですけれども。
SLEEPさん
なるほど、あの恐ろしい競技を愛好されていらっしゃるんですね(^^;)。
おっしゃるとおりに、激しく筋肉を使い続ける前後には糖質を摂取しておくのがいいと思います。
いつの国際大会の話だったか忘れましたけど、欧米選手は競技の日の朝にステーキを食べて、日本人はおにぎりを食べた、スタミナが持続したのは日本人の方だった、という話がありますよね、糖質信望者の方々がしばしば引き合いに出される話。
激しく筋肉を酷使する前後ではかなりたくさんの糖質の消費があると思われ、その前後には糖質を摂取するのは合理的かなと思います。
農業が機械化する前の(田起こしや田植えや稲刈りや脱穀を人間が手作業していたころの)農繁期の農民の一日の食事は玄米にして8合から1升、それに少量の味噌と漬物と野菜、あれば魚の干物であったと何かで読んだことがあります。
そのぐらい糖質を摂取していても問題なかったし、労働量をこなすためにはそうしないと体も持たなかった。(たんぱく質や脂肪を安定的に摂取することは不可能だったとも思いますが)
激しい運動や労働をする人は一定量の糖質を摂取するのは合理的な気がします。
逆に。運動しない糖質セイゲニストである私は糖質を摂取してしまったら(できるかぎり)運動するように心がけています(笑)。
明人さん
解決の糸口になったのならとてもうれしいです。
糖質摂取してそれをインスリンで下げるマッチポンプが体にいいことではないのは間違いないと思いますが、おそらくおっしゃるとおりに、明らかな血糖値異常がない限り、痩せの大食いの人は糖質を無理に制限しなくてもいいんじゃないかなと思います。
大食いなのに太らない人の中には栄養吸収があまり効率よくできない人も含まれていると思うんですよ。
食べた食材が便にけっこうそのまま見えるような人は、消化吸収の良い糖質をある程度摂取したほうが安全なのかなと。(私なんかは春菊や海藻以外はほとんどわかりませんけど、野菜なら何食べたかほぼわかるって人もいます。)
いちごさん
コメントありがとうございます。
質問の意図がよくわからないのですが(^^;)。
「 あまり改善が見られません。。。」ということですが、改善したいのは足が攣ることでしょうか、便の性状でしょうか?
なにをどうしたいから「足りないのでしょうか?」「もうすこし糖質制限を緩めるほうがいいのでしょうか?」と聞かれているのでしょう?
ほかの方からのコメントへの返信でも書きましたが、何を何グラムとれば食べれば一番いいかなんてのは、その人それぞれで変わります。
ですから、それは自分で探していくしかないと思いますよ。
バナナ1本でだめだったら3/4本にしてみたらどうだろう(バナナのサイズも、糖質含有量もバナナによって異なりますからご自分で適量を見極めていかれるしかないと思いますが)、シリアル1杯が限界だったらもう少し減らしてみたらどうだろう、糖質摂取が多すぎたと感じたら運動を組み合わせてみたらどうだろう、などなどいろんな改善策は考えられますが、全部人それぞれだと思います。
自分の身体なのですから自分で適正値を探してみてください。
Toshiさん
> 冷え・筋肉の攣り・便秘等々、このような症状は、「想定内」の変化であり、人体の正常な反応なのだと、あらかじめ説明することができれば、より多くの人に安心感を与えることができるのじゃないでしょうか(糖質制限はいいことずくめ、と言われるよりも、よほど信頼感があるのでは?。
これ、わたしも強く感じています。
糖質制限を安全に普及させて進めていくためにも重要ですよね。
「せんせい、体の丈夫な先生には体の虚弱な私たちの気持ちなんかほんとうはわかっていただいていないんじゃないかと思いますのよ。」
これはしばしば患者さんから発せられる言葉ですが(私はよく言われました^^;)、私も実際、なにかと丈夫な方だったので、この真剣なメッセージを軽く受け取っていたところがあったんじゃないかなと反省しています。
いきなりガツンと糖質制限して体調がよくなった人には、同じようにやって体調を崩す人の気持ちはわからない、確かにそう思います。
たとえばAtkinsダイエットでは最初の二週間にガツンと糖質制限しますよね、あれで糖質中毒を断ち切るという荒療治をするわけですが、そこで脱落する人が少なからずいたそうです。
そこをゆっくりとスタートすれば、低T3血症に陥る人は少ないので、脱落者は少なくなると考えられる(Dr.Cateの例からも)。
さらに、ゆっくりとでも、ある程度まで糖質制限を進めたところで低T3血症のような症状が出る人もいるので、それはその時点でのその人の糖質制限の限界だと体が教えてくれているのだと考えられる(私の考察や、いただいたコメントからも)。
つまり、その人その人の体質に応じた糖質制限の進め方、糖質制限維持レベルには様々なものがあっていいと思います。
消化吸収能力が低い人では消化吸収しやすい糖質でないと体力を維持できないという可能性だってあるわけですし。
糖質制限は内臓脂肪たっぷりの肥満体には最終的にはいいことずくめのように思いますが、どんな人でも、途中では足が攣るとか、冷えるとか、疲れやすくて体がむくむとかの副作用が生じることがある。
ましてや、内臓脂肪たっぷりの肥満体ではない人は少しずつ調子を見ながら取り組むのがいいように思います。
>糖質制限しているのならもっと低い血糖値であるべきかといえば、そうであるとも思えないし
私がよくわからないのはここなんです。A1cが6.5(NGSP)で糖尿病と診断される。では、必ずこれ以下ではあるべきですよね?私は糖質を制限して6.1から5.8になった訳ですが、加齢で血糖値はじわじわと上がっていくと思われますから、40代前半の今、平均血糖値はもっと下げられるだけ下げる生活を習慣としなければならないのでは、と思いました。でも、思ったほど下がっていかない。江部先生に質問しても「基準値内なら問題無し」、カルピンチョ先生はA1cにとらわれるなとおっしゃる、内科の先生は「あなたの年齢では運動や食事ではそれ以上下がりませんよ。維持できれば上出来」…では、一体何を拠り所にして糖質制限や運動をしていけばいいのか、困ってしまいます。体調は今のところ、糖質制限してもしなくてもさほど変わらないので。(相変わらず逆流性胃腸炎は治らないし食後は眠いし食べないと空腹感はあるし)
もっと厳しく制限すれば違う世界が開けるのかなーと思ったんですけど、これ以上抜け毛がひどくなるのも嫌ですし。
それから甲状腺の検査は、TSH、甲状腺刺激ホルモン、遊離サイロキシン、遊離トリヨードサイロニン、抗サイログロブリン抗体、抗甲状センベルオキスターセAbという項目です。直近の検査では全て基準値内です。時々、FT4が基準値を外れるのと甲状腺肥大が見られるので経過観察となっています。
れんげさん
人間の体は解答の決まった算数の問題ではありませんし、みんな同じものではありません。
環境要因である程度平均化することはできますが、限界はあります。
基準値というのは、健康だと思われる人を集めてきてその人たちの血液を調べて、「平均値±2SD(標準偏差の2倍)」の範囲をそう決めるのが基本です。
ここに含まれる人たちは95.4%です。
健康だと思われる人たちを集めてきて調べたにもかかわらず、両端の4.6%の人は基準値の中には含まれないと判定しているのです。
また、検査データによっては「平均±1.8SD 」なんて言う風な基準値にすることもあります。
健康そうな人を集めて、その中の真ん中編の人の検査データを基準値にした、その基準値を外れたら健康そうに見えても病気だというのですか?
また、糖尿病の判定基準は「日本糖尿病学会の偉い先生たち」が決めた基準です。
偉い先生たちが集まって、いろんなデータを見比べながら、
「HbA1cの値がこれを超えたら糖尿病と判定して治療が必要だということにしようぜ」
と言って決めた数値です。上にあげた基準値より厳しいはずです。
本当にこれを守るべきかどうか、疑問となるデータはいくらでも出ています。
たとえば2008年のACCORD試験。
糖尿病の人の血糖値を厳密に管理する必要性を証明しようとして、HbA1cの値を6.0%以下にする群と、7.5%以下にする群とを比較してみました。
10年間研究を続ける予定だったんじゃないかと思いますが、最初の3年ほどで、HbA1cを6.0%以下に厳しく管理した群では逆に死亡率が上昇し、HbA1cを6.0%以下に厳しく保とうという試みが逆に危険であることが報告され、糖尿病学会の先生方は慌てふためきました。
そして2013年の日本糖尿病学会(熊本市で開催)では「HbA1cを7.0%以下に保ちましょう」という熊本宣言が出されました。
このように、基準値とか、診断基準というのは統計学的な判断や、学会の先生たちの判断でコロコロ変わるものなんです。
参考にするのには良いものですが、絶対的なものではありません。
そんなものをありがたがって必死で守るのはあほらしいと私は思います。
また、個人差というものがあります。
たとえば基準値が4.5~6.5の間にある検査値があるとします。
Aさんが健康なときにその数値が5.4~5.6の中央値付近にあったとすれば、4.4になったり6.6になったら健康ではない状態になっている可能性があります。
Bさんが健康なときにその数値が4.5~4.6ぐらいにあったとすれば、その人が6.3になったとしたら、基準値の中に入っていますが、ふだんよりは1.8ぐらい上がっています。
このとき、Bさんは普段と変わらずに健康だと思いますか?
それともなにか健康にトラブルが起こっていると思いますか?
わたしなら、Bさんにはなにか健康トラブルが起こっていると考えます。
Cさんが健康なときにはその数値が6.3~6.4だったとしましょう。
あるとき、Cさんの数値が6.8になりました、0.5ばかり上がりましたが、基準値の外です。
Cさんは病気になったと思いますか?
私なら、様子見です、ほかのことも総合的に判断して問題がなければ気にしません。
ということで、
1.基準値の考え方、疾患と判断する判断の仕方も人間が便宜上決めているだけのもので、神様が決めたものではありません。
2.個人差は検査データにも表れます。世界中のみんなが同じ遺伝子配列の一卵性多胎児で誰診見分けがつかない状態だというのであれば数値は同じであるほうが望ましいですが(それでも環境要因の影響は受けますからずれますが)、顔がかっこいいか不細工か、髪の色が黒いか茶色いか金髪か、身長が高いか低いか、運動神経が良いか悪いか、頭の回転が速いか遅いか、みんな違いますよね、それと同じです。
以上の観点から、医者は「検査データにとらわれるな」と言ってるんです。
もちろん、
3.生活環境や食生活が数値に大きな影響を与える
これも認めます。
これをうまく使って、検査データを参考にしながら病気にならない状態を目指すのが理想です。
ですが、個人差というものが厳然として存在するのですから、いくらがんばっても統計で割り出した数値の中の理想値に自分の検査結果が近づかないことはあるのです。
それが人間です。
カルピンチョ先生
お返事頂きありがとうございました。
わかりにくい文章で恐縮です。。。
要するに
(5月から続いている)コロコロ便、明け方の足のつり→改善したい。それなりの努力、試行はしていますが、うまく行かない。
スーパー糖質制限で万々歳になると思っていたのですが・・・
先生のいわれるとおり、また試行錯誤してみます。。。
横からコメント失礼致します。
自分でも糖質制限を行っているアラフォー内科医です。
れんげさんのコメントを引用します
>私は糖質を制限して6.1から5.8になった訳ですが、加齢で血糖値は
>じわじわと上がっていくと思われますから、40代前半の今、
>平均血糖値はもっと下げられるだけ下げる生活を習慣と
>しなければならないのでは、と思いました。
>でも、思ったほど下がっていかない。
私から見ても、こだわるほどのHbA1cの値ではないように思いますが
恐らく、れんげさんの意図はそこにはないのでしょう。
「もっと下げなきゃいけないはずなのになかなか下がらない」
という「焦り」が最も大きな悩みなのではないでしょうか。
(違っていたら申し訳ありません)
HbA1cはじっくり下げても全く問題はないどころか、急激に下げることの
害を主張する糖尿病専門医も多くいます。
まだ5ヶ月ですよね。
年単位でじっくり下げていけば十分だと思いますよ。
今回のカルピンチョ先生のブログもそのことを支持していますよね。
>江部先生に質問しても「基準値内なら問題無し」、
>カルピンチョ先生はA1cにとらわれるなとおっしゃる、
>内科の先生は「あなたの年齢では運動や食事では
>それ以上下がりませんよ。維持できれば上出来」
どの先生の意見も妥当な意見だと思います。
少なくとも、現時点でのHbA1cは世間一般の基準から言えば
「気にするほどじゃないよ。そのままでいいんじゃない?」
となるでしょう。
ただし、れんげさんは「もっと糖質を制限した生活をしなきゃ」と
焦っているように見えます。
だから、カルピンチョ先生は「値にとらわれないでよ」と
仰ったのでしょう。
>もっと厳しく制限すれば違う世界が開けるのかなーと思ったんですけど
>これ以上抜け毛がひどくなるのも嫌ですし。
今回のブログのエントリーがヒントになるかと思います。
とにかくゆっくりと、体に不調が起きない程度に気長にやることが
大事だと思います。
現時点での値は十分に自身を持って良い値であることは
各先生が太鼓判を押すと思います。
だからこそ、カルピンチョ先生の仰るとおり、数字にはもうこだわらず
じっくりと糖質制限に体を慣らしていけばよろしいのではないでしょうか。
dqndoc1019さん
フォローありがとうございます。
きつい物言いしてしまって後悔していたところに感謝します。
れんげさん、すみません。
日本脂質栄養学会がコレステロール関連のセミナーの動画を公開しています。
気になるコレステロールの最新情報があります。
http://jsln.umin.jp/seminar/JSLN-Web-seminar2013.html
脂 質栄養WEBセミナー
第 2 回 コレステロールを考える シリーズ 2
コ レステロールガイドラインとスタチン・糖尿病を考える
○奥山治美先生1 「二つのコレステロールガイドライン 1」
○奥山治美先生2 「二つのコレステロールガイドライン 2」
○大櫛陽一先生1 「"コレステロール仮説"の終焉」
○大櫛陽一先生2 「コレステロール低下から糖質制限 へ」
○浜 六郎先生1 「低コレステロールと病気(1)」
○浜 六郎先生2 「低コレステロールと病 気(2)」
○浜崎智仁先生1 「動脈硬化学会のガイドラインについて」
○浜崎智仁先生2 「常識と戦おう」
いちごさん
足が攣る問題でしたら、まさしくこの記事本文が解決策を書いているので、書いているとおりに対応していただけたらと思います。
現在の糖質制限レベルに体がついて行っていない可能性があるので、スタンダードぐらいまで戻してみてはどうかというご提案です。
コロコロ便に関しては、食物繊維をもっと増やすのが良いと思いますので、糖質量を戻す時にご飯や小麦粉ではなくて、根菜類など、糖質の多い野菜で積極的に「食物繊維+糖質」摂取を心がけて見られてはいかがでしょうか?
これからまさしく大根やカブのおいしい季節ですし、こんにゃくもおいしい季節ですよ。
ちょっと山間の道の駅にでもでかけてみれば手作りこんにゃくとか山菜とかきのことかいろいろ売ってますから、そういう食材を楽しんでいてはいかがでしょうか?
広島人さん
情報ありがとうございます。
コレステロール値に関してはほんと、基準値がいったいどういう根拠で決められているのか疑問がたくさんあるので、真剣に視させていただきます。
私見ですが、糖質制限をしている人たちだけで検査して基準値をとると、現行の(糖質60%摂取者で作成した)基準値とはいろんな数値がか変わるのだろうなと思うのです。
そのときに、きっと大きく変わるであろうもののひとつがコレステロールではないかと思っています。
もっと高いところに基準値とすべき数値があるのではないかと。
逆に、肝機能の基準値はもっと低いところに来るのではないかとも思います。
ALTもASTも20台前半までに納まるのが標準になるような。
そのぐらいに糖質制限が与えたインパクトというものは大きいのだろうなと思います。
はじめまして。ブログの記事をいつも楽しみに拝見しています。
先日、Vorek, Jeff S. PhD RD & Phinney, Stephen D. MD, PhDの”The Art and Science of Low Carbohydrate Living” (2011)、 ”The Art and Science of Low Carbohydrate Performance” (2012)と、Grove, Barry, ”Natural Health & Weight Loss” (2007)という本を読みました。こちらのコメントなどには出てきていない事柄があったので、素人ながらいくつか書かせてください。
糖質制限でグルコースが体から抜けると、それにともなって水分が排出されるので、フィニーの本では、腎臓は塩分を貯める方向から一転して体外に排出するようになると書いてありました。電解質のバランスが崩れるので、WHOが奨めている一日5gの塩分摂取量よりも1、2グラム程度多めに塩分を補給するように奨めています。糖質制限を始めて出てくる倦怠感などは、もちろん甲状腺異常など深刻なケースもあるでしょうけれど、塩分不足とミネラルバランスの崩れが、一般的によくある原因のように書いてありました。
水分補給はグローヴやスウェーデンのエンフェルトも、糖質制限では必ず忘れないようにと、注意事項として書いています。
ヴォレク&フィニーの本では、余分な1、2gの塩分をコンソメスープやブイヨンを飲むことで補給することを提案していました。キューブのブイヨンをお湯で溶いて、運動の5〜30分前に飲むと体には十分行き渡りますが、腎臓が排出作業を始めるにはまだ時間があるので、パフォーマンスには向いているようです。(私が読んだ本はどれもケトン&脂肪エネルギーについてです。)運動後にも、同じようにブイヨンを飲んだり、ヨーグルトやベリーのスムージーを奨めていました。たっぷりカーボローディングの必要はないそうです。家庭で鶏ガラや豚足と香味野菜を煮て、いわゆるラーメンスープを作る要領でも出来ますし、ビタミンやカルシウムなどがスープに全て溶け出るので、栄養補給にはいいようです。知人はこれで夜中や日中のふくらはぎの釣りが解消したそうです。
また、塩分が体から出るとカリウムもそれにともなって体が排出してしまうそうなので、(ここはうろ覚えですが)筋肉がつったり硬くなるみたいです。足がつりやすい人は、マグネシウム不足も考えられるので、キレートでお腹に優しいタイプのものを集中的に一定期間摂るように奨めていました。量などは著書をご参考ください。
ヴォレク&フィニーによると、グルコースとビタミンCが体に吸収される生理的なしくみはよく似ているので、普通の食事をしている場合はグルコースが体に先に取り込まれて、ビタミンCは排出されるのだそうです。ところがローカーブ食の場合はビタミンCが吸収されるので、世間でいわれているような量を食べる必要がないそうです。それで、野菜や穀物の食物繊維の摂取量が減ると、腸がちゃんと働いていない人は便秘になりやすいとグローヴズの本にありました。
オメガ6とオメガ3のバランスは、基本的に動物性脂肪(ラードとバター)を中心に摂って、ほとんど植物性脂肪を摂らなければ、普段食べる肉や魚に含まれたオメガ3で十分に釣り合うようです。ただ、養殖の魚や家畜で穀物飼料を食べている場合は、オメガ6の含有量が当然ながら多くなるとのことです。
グローヴズによれば、低炭水化物(糖質制限)をする場合の代替エネルギーは、必ず脂肪で摂るということでした。一日の食事で、タンパク質=15~25%のエネルギー量、脂質=60~70%、炭水化物=10~15%を目安にしており、炭水化物(繊維も場合によってはグルコースになるから炭水化物でカウントしているとのことです)を、まずは一日上限100gにして、慣れてきたら50g、変化がなければ更に減らしながら調節するように奨めています。
ヴォラク&フィニーでは、「ナイキ方式 (Just do it.)」で最初から50g程度まで下げ、体重の変動がなければ炭水化物を減らす&脂質を増やす、が基本だそうです。フィニーの研究ではウェイトトレーニングをローカーブ食と合わせて行うと、体脂肪の減少は一番大きくて、筋肉の減少は一番小さいという結果が出たと書いてありました。
人間が体内で補修などに使い切れるタンパク質は、ヴォラク&フィニーの本によると、体重あたり1.5g〜2.5g程度で、上限にいるのはボディービルダーなどウェイトトレーニングをしている選手だそうです。それ以上食べても、グルコースに変わってインシュリン分泌を促すことなどを考慮すると、高くつくエネルギー源だそうです。更に、グローヴズによれば、タンパク質の摂りすぎは頭痛を起こしたり、甲状腺の調子を狂わせるそうです。
ケトン&脂肪エネルギーが使えるようになるまでは、2週間以上かかるので、そこまでは辛抱が必要みたいです。人によって一日100gの炭水化物でもケトーシスになれば、20g以下まで減らさないといけない人もいるとか、optimal ketosisで代謝をするのが体に合っていたり、そういう必要のない人もいるということで、人それぞれですね。
ちなみに、グローヴズは1960年から今年の春に亡くなるまで、ずっとローカーブ食を続けていました。トーベスの本に書いてあった、低脂肪&低カロリー信仰が唱え始められる前の時期ですね。ヴォラクとフィニーは栄養学者で、フィニーは1980年代に運動中に突然エネルギー不足で目の前が真っ暗になる壁を越えるための運動パフォーマンス研究が、ローカーブ食研究のきっかけになっているようです。フィニーも80年代から30年以上ローカーブ食を続けているとのことでした。
Foxhoundさん
はじめまして、興味深い著書のご紹介ありがとうございます。
どれかひとつだけでもまずは読んでみたいと思います。
なるほど、糖質制限食にすることで塩分要求性が変わるのですね。
それで塩分やミネラルを多めに摂取すると症状が改善すると。
>運動後にも、同じようにブイヨンを飲んだり、ヨーグルトやベリーのスムージーを奨めていました。たっぷりカーボローディングの必要はないそうです。
なるほど、それで症状が改善するのであれば糖質制限を進める上ではその方がいいですね。
>家庭で鶏ガラや豚足と香味野菜を煮て、いわゆるラーメンスープを作る要領でも出来ますし、ビタミンやカルシウムなどがスープに全て溶け出るので、栄養補給にはいいようです。知人はこれで夜中や日中のふくらはぎの釣りが解消したそうです。
ふむふむ。なるほど。
私がふくらはぎのつりがあるといっても大したことなかったのは月に1回のラーメンデーが効果的だったのかもしれません。
・・・食べたかっただけですが(笑)。
>普通の食事をしている場合はグルコースが体に先に取り込まれて、ビタミンCは排出されるのだそうです。ところがローカーブ食の場合はビタミンCが吸収されるので、世間でいわれているような量を食べる必要がないそうです。それで、野菜や穀物の食物繊維の摂取量が減ると、腸がちゃんと働いていない人は便秘になりやすい
つまり、食物繊維も意図的に取り込んだ方がいいということですね。
こうしてみるとやはり、外食親爺はリンガーハットで「野菜たっぷりちゃんぽんの「麺抜き」」を食べるのが手っ取り早そうです。
ほんと、面白そうなので読んでみようと思います。
とりあえずこの日曜日は「小麦は食べるな!」と、夏井先生の「炭水化物が人類を滅ぼす」を読んでからまた時間を作ります。
カルピンチョ先生
ご返信ありがとうございます。
私も最初の頃に、豚骨ラーメンを食べたくなる時期がありましたが、特に麺類が好きというわけではないので、どうやらスープを欲していたようなんです。テールスープや豚骨スープを、毎日マグカップ1、2杯飲むようになってからは、すっかり収まりました。(パスタのペペロンチーノも最初の頃は食べたかったのですが、これはパスタの代わりに、付け合わせのブロッコリーなどを絡めて、仕上げにたっぷりパルメザンチーズをおろしたら十分満足でした。炭水化物は「それ以外」のものを食べるための媒介にすぎないんじゃないかと、最近は思います。)
簡単に作る時は、マグカップにブイヨンキューブを半分ほど溶いて、好みで醤油や塩、こしょう、あればバターやラードを少し足したところに、お湯を注ぐだけです。インスタントのコンソメスープは糖分がかなり多かったので、水分+塩分補給には、朝一杯のお味噌汁の方が向いているかもしれません。
どの著者もいっていましたが、本来、体が欲求しているのは脂肪分なので、脂肪分だけを摂って、粉ものや砂糖と抱き合わせの食品は避けるようにとのことでした。確かに単体ならバターや生クリームは沢山食べられませんよね。普段の食事の場合は、炒め物の油までお皿によそうとか、ステーキならフライパンの肉汁と脂はソースにして食べるといいそうです。
便秘については、「だから食物繊維をたっぷり摂る」受け身の姿勢ではなくて、グローヴズにいわせると、腸がずっと怠けていたのだから本来の動きが回復する(腸の動きで出せるようになる)のを待つ方向のようです。
スウェーデンの医師で石器時代食を提案している、Staffan Lindeberg の "Food and Western Disease" (2009)でも、植物のファイトケミカルなどについて説明されていましたが、グローヴズがいうには腸の働きが悪くて食物が長い時間溜まっていると、栄養とともに体に毒になるものまでじっくり吸収されるそうです。
例えば、健康にいいといわれている小麦フスマなどは、外敵からの防衛をする殻に(平たくいうと)毒というか刺激物質が含まれているので、ところてん式に次の食事が入ってこないと前のものが出て行かない状態は、健康によくないという考えのようでした。小麦の食物繊維は水に溶けないので、いつまでも溜まって余計に悪いのかと思います。タンパク質の過剰摂取でも胃腸が荒れるようなので、健康状態や季節に応じて、その人に合った食事のバランスを徐々に見極めることが大事なのでしょうね。
私はよくトレイルウォークをしますが、ご紹介した本を読んで糖質20g以下のローカーブ食に切り替え、塩分補給に気をつけるようになってから、ほとんど疲れなしで歩けるようになりました。夕食直前から3時間ほど歩いた時も、途中でエネルギー切れがなく筋肉がこわばったりもせずに、出掛けた時と同じ状態で帰宅できました。半日庭仕事をしても筋肉痛になりません。昼間の仕事が忙しくて一食抜いたとしても、少しアーモンドをつまむ程度で夕方まで頭が冴えた状態が続きます。(ピーター・アッティアがいう、午後4時にスッと眠くなる感覚が無くなる状態です。)
糖質20g以下だと代用品すら食べる余地はありませんが、グルコースエネルギーは極力抑えてエネルギー源を切り替えるのが上記の本のポイントでしょうし、私自身の体質にもあった食事のようなので楽しんでいます。代用品は避けるようにと書いてありますし、その原料によく使用される小麦グルテンは特に体によくないらしいですが、Wheat Bellyの本をお読みになったら、是非グルテンについてブログでお伺い出来ればと思います。
最後になりますが、30分程度なのでフィニーとグローヴズのインタビュー/講演会の映像リンクをご紹介します(英語)。本の内容とは違いますが、どちらもローカーブ食や脂質についてで、とても面白かったです。どれだけ糖質を分解消化できるかという視点もあれば、動物がどれだけ脂質を摂っているかという見方もあるんですね。
ヴォレク&フィニーの本は、パフォーマンスが実践的な一般向けの本で、リヴィングが専門家や知的好奇心に満ちた一般読者向けだそうです。グローヴズ(Grovesでsが抜けていました)は栄養学の研究者でこの本は一般向けに即戦力になるように書かれたものです。炭水化物と生活習慣病などについては、”Trick and Treat: How Healthy Eating is Making Us Ill” (2008)に詳しいようです。
Stephen D. Phinney Interview
http://www.youtube.com/watch?v=KkdFkPxxDG8&list=PL9E35F689C3F67D03&index=7&feature=plpp_video
Barry Groves, PhD., Homo-Carnivorous
http://livinlavidalowcarb.com/blog/low-carb-high-fat-diet-guru-barry-groves-77-passes-away/18318
こんにちは、ドク・カルピンチョさん
2012/5 HbA1c NGSP 9.1 より糖質制限して、昨年の秋から冬は寒くて仕方なかったのですが、今年は全然平気です。人間の体はなかなか複雑ですね。
昨年12月で、メトグルコとメバロチンを止めて1年近く立ちます。先週検査 HbA1c NGSP 5.6 で、糖質制限が習慣になっています。
TG,HDL は正常なのですが、LDL どんどん高くなって 200くらいあって、リバロを処方されてしまいました。また血圧も140/110 とあんまり芳しくありません。
糖質制限しながら、今後は他のことも改善しよって感じです。
Foxhoundさん
たくさんありがとうございます。
なるほど、豚骨スープを体が欲していた、炭水化物は媒介である。
すごく納得できます。
脂っこいものはおいしいけど、飽きますもんね。
そこでうまく味を絡めつつ触感を楽しめる麺類は抜群のマテリアルですね。
子供にしっかり食べさせるのにも良いし。
(子供が偏食するのは糖質をメインに食べさせるから食欲をすぐなくすんじゃないかという議論はさておき)
>マグカップにブイヨンキューブを半分ほど溶いて、好みで醤油や塩、こしょう、あればバターやラードを少し足したところに、お湯を注ぐだけ
これは簡単な低糖質スープですね、ためしてみます。
>グローヴズがいうには腸の働きが悪くて食物が長い時間溜まっていると、栄養とともに体に毒になるものまでじっくり吸収されるそうです。 例えば、健康にいいといわれている小麦フスマなどは、外敵からの防衛をする殻に(平たくいうと)毒というか刺激物質が含まれているので、ところてん式に次の食事が入ってこないと前のものが出て行かない状態は、健康によくないという考えのようでした。
なるほど、ふすまパンは好きですが、小麦という食べ物の問題点、いろいろとありうるのですね。
>健康状態や季節に応じて、その人に合った食事のバランスを徐々に見極めることが大事なのでしょうね。
結局、ここにあるのだと思います。「すべての人に共通してお勧めの食事のバランス」というものは存在しなくて、試行錯誤の中で「その時の自分に合った食事バランス」を探し出していくしかないんじゃないのかなと思います。
>私はよくトレイルウォークをしますが、ご紹介した本を読んで糖質20g以下のローカーブ食に切り替え、塩分補給に気をつけるようになってから、ほとんど疲れなしで歩けるようになりました。
私も野山を歩くのは好きでしたが、この5~6年はあまり歩いていません。ちょっと試してみようと思います。
Youtubeもまだ視れていませんが、いろいろ本当にありがとうございます。
カルピンチョ先生、こんにちは。
脱毛の件で相談にのっていただきました「くろ」です。
その節は色々ありがとうございました。
その後の報告をさせていただきます。
10月4日から、1日2回(昼夜)、白米100gを再開しました。
10日ほど様子をみましたが、症状が改善しないことから、今は白米を食べる回数を1日3回(100g)に増やしました。おかずは基本的に糖質制限のままです。
それでも症状が改善しません。(泣)
ここから更に増やすべきかで悩んでいる状態です。
(Dr.Cateのブログに、糖質を1日300gまで戻さないと回復しない人もいると書いてありました。)
まとめるのが難しく、不要な情報もあるかもしれませんが、もしかしたら自分が不要と思っても、関係あることもあるかもしれませんので、気づいたことを箇条書きにさせていただきます。長文になってしまい、申し訳ありません。
- 脱毛が止まりません(涙)。シャンプー前に髪をとかすとブラシが真っ黒になり、そのあと髪を洗うと排水口が詰まるほどになり、そのあとドライヤーでもたぶん200本以上抜ける、、という状態が続いています。 既に前髪から前頭部がスカスカ&剃り込み(?)状態で、女性としては非常に悲しい姿になってしまいました。「ゆったり半年様子をみる」ことができません。一日も早く脱毛を止めたいということが、今の一番の希望です。
- 生理は先月からぴったり28日で来ましたが、その間の基礎体温は非常に低温(ほとんど35℃台)で、しかもガタガタでしたので、おそらく無排卵と思われます。今も、体温が35℃台になることがよくあります。
- 低体温だけでなく、一日の体温の変動が激しいです。気になったので計ってみると、環境温度と連動して体温が変化してしまいます。例えば、お風呂上がりは37℃超だったのが、その後3時間くらい起きていると35.2℃まで下がり、お布団に入るとまた36.5℃まであがる。 すこしさむいお布団で寝てしまうと35℃台まで下がり、1枚増やすと36℃台まで上がるなど。
これは正常な人でも同じでしょうか。(体温計は、舌下で5分間計る婦人体温計です) 体が冷えているのを感じます。
- 10月4日に昼夜白米100g(おかずは糖質制限)を再開したら、起床時に低血糖状態になるようになってしまいました。フラフラして、仕事に差し支えるほど頭が回らなくなりました。(糖質制限中は、最初は少しそのようなことがありましたが、途中からなくなりました。) ニンジンを齧ったりしてみましたが治らないので、今は朝も白米100g食べるようにしました。
質問なのですが、貧血と低血糖って、症状が似ていますが、見分け方はありますか?(私は貧血体質です。)血液検査をするしかないですか?
血糖計を買ってみようかとも思っています。
-もともとの糖質制限の目的であったアトピーは、糖質制限開始後1ヵ月目くらいが一番良かったです。(スーパー糖質制限は全部で2ヵ月続けました)1ヵ月後からは若干下降し、糖質摂取再開後は、ますます悪化して、結構ひどくなっています。私のなかでは、脱毛に次ぐ優先順位です。
- 体重は、糖質制限で一番減ったときで4キロ減(52.5kg—>48.5〜49kg)でしたが、糖質摂取再開後、3日で3キロ増えました。白米100gを2回追加しただけなのに!飢餓(冬眠)モードなので、仕方ないですね。 その後は、カロリーに気をつけ、50kg台で安定させています。
- 糖質制限前は、うつっぽい気持ちになることがよくあったのですが、糖質制限後それが顕著に軽減しました。糖質摂取再開後いきなり、うつ気が戻ってきました。びっくり。
- 糖質制限中は便秘になってしまいましたが、糖質摂取再開後は調子が良いです。
、、というわけで、健康増進、代謝促進のために始めた糖質制限ですが、今のところ良くなったことが一つもなく、脱毛、アトピー悪化、低体温、太りやすくなるなど、袋小路に迷い込んでしまった気持ちです。
私の希望としては、まずはとにかく速やかに冬眠モードを脱出し、その後はゆっくり、半年から1年かけるつもりでスーパー糖質制限(+体重が減り過ぎてしまったときは、少し糖質を増やすなどして調整)にしていきたいです。
アトピー改善、髪の毛フサフサ、血行・代謝促進、適正体重で、元気になりたいのです。
カルピンチョ先生に質問したいのは、このまま糖質を増やしていき、冬眠モードから脱出しているかどうかを判断するのに、何を観察したら良いのかという点です。
脱毛が止まるかどうかは1つの目安ですよね?
あとは低体温がなくなるかどうかを見て、またゆっくりと糖質を減らしていくのが良いでしょうか。
また、(私のようなトラブルなく)糖質制限が成功している人が、糖質摂取を再開した場合、以前より太りやすくなるということはあるのでしょうか。それともやせやすい体質になるのですか?
糖質制限、糖質摂取を繰り返すと、太りやすい体質になるということはありますか?
現在の状態がとても辛くて、本当は糖質制限や冬眠モードを理解してくれる病院で必要な検査などを受けたいです。
自分の体が今どういう状態にあるか、判断が難しくなっています。
糖質摂取を再開しても治らないので、まだ糖質が足りないのか、他の原因なのかがわからなくなっています。(症状は明らかに糖質制限がきっかけで出たと思いますが、、)
もし判断材料になりそうな検査や思い当たる病院があれば教えてください。(住所は横浜です。もし無理でしたら気にしないでください。)
江部先生のブログに「低カロリーが原因」とありましたが、私は糖質制限中は油もたっぷり、肉魚も1日400gくらい、野菜もたっぷり、ナッツの間食など、カロリーは十分過ぎるほど摂っていたと思います。
>抜け毛に涙さん、
私も抜け毛に薄毛で涙です。
薄毛で顔はアトピー。私も中年ですが、やっぱり悲しいです。
がんばりましょうね!
くろさん
質問いただいた内容ですが
>カルピンチョ先生に質問したいのは、このまま糖質を増やしていき、冬眠モードから脱出しているかどうかを判断するのに、何を観察したら良いのかという点です。 脱毛が止まるかどうかは1つの目安ですよね? あとは低体温がなくなるかどうかを見て、またゆっくりと糖質を減らしていくのが良いでしょうか。
・・・そう思いますが、私はスーパーでやってる人はスタンダードまで戻して様子を見て、という記載をしていたと思います。まさかいきなりそんなに激しく糖質摂取を再開されるとは思っていませんでした。いきなり昼夜で200g摂取まで戻すのはジェットコースターに乗るようなものだと思うのですが。
>糖質制限が成功している人が、糖質摂取を再開した場合、以前より太りやすくなるということはあるのでしょうか。それともやせやすい体質になるのですか? 糖質制限、糖質摂取を繰り返すと、太りやすい体質になるということはありますか?
・・・この答はわかりません。
それにこたえるにはある程度の人数の人がわざとそういう実験をして観察するしかないので、だれもやりたくないでしょう。
知り限りでは、糖質制限してやめた人は元に戻る場合が多いと思います(長期間続けてやめた人は知りません、2か月程度の短期間でやめた人がほとんどです)が、彼らの場合、その後どうなるかを教えてはくれないことが多いですからね。
>10月4日に昼夜白米100g(おかずは糖質制限)を再開したら、起床時に低血糖状態になるようになってしまいました。フラフラして、仕事に差し支えるほど頭が回らなくなりました。(糖質制限中は、最初は少しそのようなことがありましたが、途中からなくなりました。) ニンジンを齧ったりしてみましたが治らないので、今は朝も白米100g食べるようにしました。
・・・ともかく結果を求めて急ぎ過ぎではないでしょうか?
食生活の変更が極端に走り過ぎだと思いますよ。
スーパー糖質制限にしたのもいきなりなら、200g摂取に戻したのもいきなりで、それでは体は混乱すると思うのですが。
昼だけご飯を少々食べてみるスタンダードでしばらくというのが良いと思うのですが。
>質問なのですが、貧血と低血糖って、症状が似ていますが、見分け方はありますか?(私は貧血体質です。)血液検査をするしかないですか? 血糖計を買ってみようかとも思っています。
・・・血糖の自己チェックもしないで「低血糖症状だと自己診断」していたこと自体が問題ありです。
>もともとの糖質制限の目的であったアトピーは、糖質制限開始後1ヵ月目くらいが一番良かったです。(スーパー糖質制限は全部で2ヵ月続けました)1ヵ月後からは若干下降し、糖質摂取再開後は、ますます悪化して、結構ひどくなっています。私のなかでは、脱毛に次ぐ優先順位です。
・・・スーパー糖質制限を2か月続けて、それからいきなり白米200g摂取に戻して、これは体をかなり混乱させることだと思います。Dr.Cateのブログでもいきなり大量摂取に戻してみろとは書いていなかったと思うのですが。
>糖質制限前は、うつっぽい気持ちになることがよくあったのですが、糖質制限後それが顕著に軽減しました。糖質摂取再開後いきなり、うつ気が戻ってきました。びっくり。
・・・糖質制限でうつ症状が改善するのは溝口先生や姫野先生が以前から指摘されてますね。彼らの本に詳細に書かれていますので確認してみてください。
>糖質制限中は便秘になってしまいましたが、糖質摂取再開後は調子が良いです。
・・・糖質制限中の食物繊維の摂取はどうだったのでしょうか?
>というわけで、健康増進、代謝促進のために始めた糖質制限ですが、今のところ良くなったことが一つもなく、脱毛、アトピー悪化、低体温、太りやすくなるなど、袋小路に迷い込んでしまった気持ちです。
・・・何度も書きますが、極端から極端に走り過ぎです。
また、その行動に走る根拠が、血糖値は計測していないのに低血糖症状だと決め込んでしまうなど、慌てすぎです。
カルピンチョ先生、早速にお返事をありがとうございました。
先ほどの投稿ではハンドルネームを間違えてしまい、すみません。
確かに焦っているのです。
毎日大量に髪が抜けて、どんどん禿げていくので、恐怖を感じます。
私は糖尿病ではないので(空腹時血糖とHbA1Cのみの検査ですが)、今は糖質が少し増えても、早く冬眠モードから抜けることを最優先にしたいと思っています。
Dr. Cateのブログに
>More interesting still is that these symptoms seem to only be relieved by adding back carbs into the diet, sometimes upward of 300 grams—a level I consider to be very likely to harm.
と書いてあるので、糖質が外から入ってくることを体が認識し、冬眠モードが解除されるまで糖質摂取をあげていくのかと思っていましたが違うのでしょうか。
Dr. Cateによると、「糖質300g」まで戻さないとsymptomsがなくならない人もいるということ。(very likely to harmというのは、symptomsを止めるには300g必要だったけれど、健康によい糖質レベルではないということですよね?)
私の100gは炊いた白米の重量で、糖質は37g(2回で74g)ですので、それほど極端とは思いませんでした。
(昼夜ご飯をお茶碗半分食べていると、前回のコメントにも書きました。)
先生はスタンダードとおっしゃっていたのに、2回にしてしまい、すみません。
スタンダードで150gを1日1回食べるのが大丈夫で、100gを2回だと極端とは認識していませんでした。(ごはんは食事の最後に食べています)
また「ゆっくり始める」というのを、むしろ「糖質制限をゆっくり行う」という意味に取って、今まで糖質制限を急激にし過ぎて体が順応できなかったので、初歩の初歩まで戻るのが良いと思っていました。ですので、Dr. Cateのブログにあった「朝食の主食を抜く」ことから始めてみました。
昼食にごはん少々だけでは、糖質制限に急ぎ過ぎではありませんか?
話が戻ってしまいますが、Dr. Cateのブログにあるように、まずは症状がなくなるまで糖質量を戻して、そこからスタートする必要があると考えるのはおかしいでしょうか。
今は1日2回の少なめの主食を1週間、1日3回を2週間続けたところです。
体を混乱させずに、冬眠モードから抜けるには、どちらの方向へ進むか悩んでいます。
>糖質制限中の食物繊維の摂取はどうだったのでしょうか?
毎日、葉もの野菜(キャベツ、小松菜、セロリ、ニラなど)やモヤシ、大根、ピーマン、ナスを食べまくっていましたので、繊維不足ではなかったと思います。
まだ私は正しく理解できていないようです。
先生、おつきあいいただいて、感謝しています。
たびたびスミマセン。
>Dr.Cateのブログでもいきなり大量摂取に戻してみろとは書いていなかったと思うのですが。
Bottom line: If you jump into the Paleo (or any low-carb) program and hit a brick wall because of side effects, instead of giving up on low-carbing for good, add back your carbs until you feel better again and then try cutting down again, but go slow to give your body the time to adapt to the idea.
どこまで戻すかは「症状がなくなるまで」ということでは、理解が間違っていますか?
くろさん
>私の100gは炊いた白米の重量で、糖質は37g(2回で74g)ですので、それほど極端とは思いませんでした。 (昼夜ご飯をお茶碗半分食べていると、前回のコメントにも書きました。) 先生はスタンダードとおっしゃっていたのに、2回にしてしまい、すみません。 スタンダードで150gを1日1回食べるのが大丈夫で、100gを2回だと極端とは認識していませんでした。
・・・それは失礼いたしました、私の勘違いです、ごめんなさい。
ただそうしただけでそんなにも激しい反動が出る(翌朝低血糖と判断するような症状が出る)というのは予想外でした。
>また「ゆっくり始める」というのを、むしろ「糖質制限をゆっくり行う」という意味に取って、今まで糖質制限を急激にし過ぎて体が順応できなかったので、初歩の初歩まで戻るのが良いと思っていました。ですので、Dr. Cateのブログにあった「朝食の主食を抜く」ことから始めてみました。
・・・そうですね、私の解釈では、Dr.Cateのブログに書かれている「ゆっくり」は、糖質制限しない糖質食に戻した人が再度挑戦するときにゆっくりやってみたらと書いてあるというつもりと、糖質制限をやってみて体調不良の人が少しずつ糖質を増やしていってよいところを見つけるという二つの意味で考えていました。
くろさんは少しずつ戻してみて、そしたらひどい反動が出たということですね。
カロリーも十分に摂取している、野菜も食べている、そういう風に気を使いながら糖質制限したら体調が悪くなった・・・。
そして、そこで糖質摂取を戻してみたらいろんな反動作用が出てさらに症状がひどくなった。
確かに袋小路ですね。
くろさんの問題に関して解決策がすぐには思いつきませんが、調べてみます。
くろさん
> どこまで戻すかは「症状がなくなるまで」ということでは、理解が間違っていますか?
おっしゃる通りで、解釈は間違ってません。
私が勝手にそれも「ゆっくり戻してみる」と思い込んでいただけのようです。
この文章には「ゆっくり戻せ」とは確かに書いてませんね、ゆっくりやれというのは糖質背言を再開するときですね。
もうしわけございませんでした。
カルピンチョ先生、
お忙しい中、親身になってくださってありがとうございます。
白米の記述、まぎらわしい書き方をしてしまい、申し訳ありませんでした。
また体に大きな負担をかけてしまったかと思いましたが、違っていたようでほっとしました。
これからしばらく、1日3回100gの白ごはんを継続しつつ、芋類、豆類、ニンジン、甘味の少なそうな果物を加えてみようと思います。
私もカルピンチョ先生のおっしゃるように、少しずつ増やした方が良いと思うので。
また報告致します。
どうもありがとうございました。
今日、人間ドックを受診しました。
そしてLDLが基準値内の64に改善していました!
他の値は覚えていませんが、唯一D判定だったのが正常値に・・・
スーパー糖質制限1年半の成果でしょうか。昨年もD判定だったのは期間が短かったからかもしれません。
ところで、人間ドックの前日は「飲酒と20時以降の食事は厳禁」と言われていますが、いつも飲酒しています。
そして昨日は22時ころに、肉団子3個と豆腐を1/4丁ほど食べました。「たんぱく質は速やかに胃酸で消化される」と確信していたからです。
結果、腹部超音波も胃部のバリウム検診でも何も言われませいでした。
人間ドックのあとに献血しようとして正直に言ったら断られたのだけが残念でした。
はじめまして。
糖質制限を今年の初めからスタートし3か月程経って、(1日50g以下)生理が止まってしまいました。それから色々と気になって血液検査をした結果、甲状腺ホルモンT3値が低めと診断され、甲状腺専門病院で再検査をしたみたところ、甲状腺には異常はみられない、そういう体質との診断をされました。
原因はやはりいきなり糖質制限をいた結果、冬眠モードに陥ってしまったのでしょうか?悩みに悩んでネットで調べていたところ、この記事に辿り着きコメントした次第です。
他の方と同様に私もアトピーが悪化したり、ダイエット目的で始めた糖質制限でしたが体重が増加(元々BMI21くらい)、だるい(1階分の階段をのぼるのもやっと)などあまり良い変化はみられない状況です。
階段がのぼるのもやっとの状態ではきついので3か月前から朝食にフルーツ(糖質40gほど)を食べるようにした結果、通勤での階段は楽になりました。
昼もたまに40gくらい取る日があったりしますが、夜は徹底して20g以下の生活をしている状態です。
糖質を増やしてから3か月経ちますがまだ生理は戻りません。
アトピーも悪化したままの状態です。最近は血液検査をしていないので甲状腺ホルモン値は改善したかどうかわかりません。
先生の見解通り、糖質制限が向かない体質なのでしょうか?
今まで通り、一般的な糖質主体の食生活に戻した方が体は回復しますでしょうか?
お忙しいと思いますのでお時間のある時で構わないのでアドバイスいただけると助かります。
よろしくお願いします。
先生、こんにちは。
くろです。
「その後、回復に向かっています」と報告したくてずっと頑張ってきたのですが、現状は相変わらずで良い報告ができません。
脱毛は続いていて、一日平均500〜600本抜けています。
すっかり薄毛になり、もう帽子なしで外出することはできません。
低体温は若干改善していますが、今も時々35℃台になることがあります。
12月の生理は1週間ほど遅れてきました。(きれいなグラフにはなりませんでしたが、生理前2週間の体温は高めでした。)
アトピーの調子もとても悪いです。
食事は、1日3回の白ごはん100g。果物を食べたり(一日にリンゴ半分〜1個程度)、たま〜に芋類やかぼちゃなどもおかずに使っています。
変化がないので、最近はお菓子を食べることもあります。(以前に比べれば控えています。甘味の強いお菓子を食べた時は、白ごはんは抜いています。)
正直言って、糖質を減らすのがこわいです。
でも増やすのもこわい。
自分なりに観察しながら頑張ってきましたが改善できず、どうしたらいいのかわかりません。相談できる人もいません。
先生、T3の検査をしてもらうには、どの規模の病院の何科にかかったらよいでしょうか。
また、他の検査などもしたほうがよいでしょうか。(婦人科で更年期の検査をするとか?)
本当に途方にくれていて、先生にすがってしまってすみません。
何かお返事をいただけたら嬉しいです。
かんなさん
LDL改善ですべて標準値入り、おめでとうございます!
すばらしい!
・・・現在設定されている標準値ってのは「60%糖質摂取している健康と思われる人たちの集団」の平均値±2標準偏差に入る96%の人たちの数値なので、無理にそこにはいる必要はないと私は思うのですが、入っておいた方が検診医から文句言われないから楽ですよね。←こういう理屈っぽい医者の患者は俺は診るのいやだなあ。 ゞ(^^;)コラコラ
なるほど、22時に食べても飲んでも問題ないのかあ。
・・・はい、私もハイボールを24時ごろ飲んで翌朝健康診断、ってのは何度かやりましたが、LDL以外はすべて大丈夫でした。←ますます性質の悪い患者。
みみさん
コメントありがとうございます。
そしてコメント公開が遅くなりましてすみません。
みみさんだけでなく他の方々からのコメントやメールへの返事の意味も込めて、先日、久しぶりに記事を更新させていただきました。
どうやら、私が思ったよりもたくさん、糖質制限を急に始めたことで体調が悪くなった人たちがいらっしゃるようです。
それも大部分が生理のある年代の女性です。
そしてもともと標準体重範囲内にある、あるいはむしろやせ気味の方々。
江部先生もしばしば書かれていますが、やせ気味の女性が糖質制限をすると、やがて体重は増えるケースというのが少なくないようです。
その代わり、体調そのものは良くなる、冷え性なども改善するということ。
しかし一方で、甲状腺ホルモンの働きが十分に見られなくなる方々が少なからずいらっしゃる。
中年のメタボな男性と、やせ気味の冷え性で食の細い女性とでは、糖質制限した時の体の反応が全く違うのだなというのがほんとによくわかります。
ただ、糖質制限そのものは理屈から考えると人間の体にとって好ましい食生活だと思うのです。
農耕文明が始まる前後で、そして小麦や砂糖が大量生産できるようになった時代の前後で、人類の食生活は二回、大きく変わっています。
どちらも、糖質が食事の中心へと躍り出てきた変化です。
それらの変化は人口を増やし、文明を生み出したけれども、同時に生活習慣病を生み出し、不健康な人類を生み出している、それも間違いないと思うのです。
そう考えると、糖質摂取量を減らすのは人間の本来持っている「体を健康に保つ」能力を引き出す上ではとても意義のある食生活だと本当に思います。
ぜひ、マイペースでゆっくり取り組まれてみてください。
くろさん
ちょっと八方塞がりみたいな感じですね。
私からのお勧めは、徐々に糖質を増やしてみることです、体調がよくなるまで。
糖質の過剰摂取が体に良くないことを私も繰り返しここで書いていますから、怖い思いをされるのはわかりますが、
「体調がよくなるまで徐々に元の食生活に近づけていく」
それしか、食事で改善させようという方法はないと思います。
何グラムまでだったらいい、何グラムからは危険、なんて境界線は、体調が良い悪いの基準に比べたら存在しないに等しいと思います。
だから糖質の量を増やすのも減らすのも怖い、とじっとしているのはやめて、動いて見られたらどうでしょうか?
人それぞれの持って生まれた体質がありますので、手探りで糖質摂取量を上げていくのが良いと思います。
くろさんにはくろさんの今の体に適した「調子が良いと感じる糖質量」があると思います。
それはくろさん以外のだれにもわかりません。
それと、カロリーを十分摂取することも忘れずにいてください。
糖質制限で体調が悪くなると言われる女性の多くがカロリー摂取量が少なくなりすぎていることが多いというのも事実のようです。
甲状腺機能検査関連に関しては、フリーT3、フリーT4、TSHであれば、総合病院の内科ならばどこでも検査できると思いますが、リバースT3は特殊になるかもしれません。
もう一つ、私が気になるのは、本当に糖質制限だけがくろさんの体調不良の原因なのかどうかということです。
ご自分でも書いておられますが、更年期の症状の一つにやはり薄毛、脱毛があります。
もともと更年期に差しかかっていたところに、急激な糖質制限で低T3血症状態が加わり、その症状が強く出ていることも考えられます。
「じゃあ、先生、いったいどれが私の場合は原因ですか、はっきりさせるにはどの病院に行って何の検査をすればいいんですか。」
と、思われるかもしれませんが、複合要因であった場合にはそう簡単に分かる方法はないと思います。
これまで書いてきたことや、このブログに書いていることの繰り返しになると思いますが、以下の順番で取り組んでみてください。
1.食事を一気にではなく、徐々に糖質制限前の糖質量まで戻してみる。良いところまで戻ったらそこで維持して、そこから徐々に徐々に糖質を減らしていく。抜け毛に関しては、休止期脱毛のケースなど、抜け始めたら止めるのは難しい場合もあるようです。その場合、抜け始めてから、ちょっと復活の兆しがあるかな、と気付くのに、抜け始めてから半年ぐらいかかるのは仕方ありません。さらに、大分復活したなと思えるのには一年以上かかることがあることを念頭に(必ずそうだとは言いませんけど)、焦らないでください。
2.生理不順など、更年期障害の可能性を考えて、産婦人科で診察を受ける。ホルモン補充療法の相談をしてみる。補充してみたら劇的に体調が改善することはしばしばあります。
ホルモン補充療法に関してはがん発症のリスクが療法を受けない人に比べて1.3倍ほどに増えるという発表が2002年ごろになされてからみんなが異常なまでに怖がっていますが、2~3年以内のホルモン補充療法と乳がんや子宮内膜癌の関連性はない、という判断でよいと思います。
3.甲状腺機能に関しては、可能性の高い低T3血症であったとしたら、調べてわかったところで積極的な治療方法は現時点ではありません。(甲状腺そのものの機能には問題がないわけですから)ですから、何が何でも調べるべき項目だとは私は思いません。(体調を戻すことの方が優先ですよね)。ですから、産婦人科受診よりも後回しでいいとおもいます。
4.何らかのほかの疾患の可能性について調べてみることも考慮しておいてください。私が書いていることが自分の症状に合致しているからきっとそうだ、と決めつけるのではなくて、現在の自分の体調不良の背景に食生活以外の何らかの疾患が潜んでいる可能性について。
もしも人間ドックのような検査を最近受けられていないのであれば、そちらの検査で、自分が気付いていない何らかの疾患がないかどうかを探してみることも考慮ください。
先生、レスをいただきありがとうございます。
先日のコメントを書いてから、また一層抜け毛が加速していて、本当にホラー映画みたいです。排水口から溢れ出る髪の毛、大量の抜け毛をみると、心臓がバクバクしてしまいます。
円形脱毛ではないのですが、既に面でハゲているところもあります。
>その場合、抜け始めてから、ちょっと復活の兆しがあるかな、と気付くのに、抜け始めてから半年ぐらいかかるのは仕方ありません。
焦る気持ちは心情として仕方ないのですが、焦ってはいけないと自分に言い聞かせます。
一つ気になるのは、長い髪だけではなく、短い髪も抜けている点です。
短い髪も抜けるというのは、休止期とは違うのかなぁ、、と思ったり。(素人考えですが。)
今日、婦人科にいって血液検査をしてきました。
病院嫌いでなかなか腰が上がらなかったのですが、背中を押して頂きました。
婦人科のホルモンバランスのほか、甲状腺の一般的な項目や、内科的な項目も、一通り検査していただけるみたいです。木曜日に結果を聞きにいく予定です。
糖質量も、もう少し増やしてみます。
糖質制限を推奨しつつ、上手くいかない場合もあるということを認めて(?)くださる先生の存在にとても助けられています。ありがとうございます。
私もまずは体調を戻して、それからまた徐々に糖質制限に取り組んで成功させるのが目標です。
またご報告します。
くろさん
短い毛、私が抜けるのはほとんど短い毛です。
細くて短い毛。
たぶん、長く育つ戦いに負けた毛だと勝手に判断しております。
そしてそれはまだあなたの頭にたくさん残っているはずです。
その子たちがやがて長くて太い毛へと育っていくのだと考えて、ほんと、焦らないでください。
騒いでも毛根に耳はありませんし、ゆったり構えていきましょう。
先生、こんにちは。
検査結果を聞いてきました。
調べた項目は、甲状腺ではTSH、F-T3、F-T4、性ホルモンではE2とテストステロン、その他では総蛋白、尿素窒素、クレアニチン、尿酸、総コレステロール、LDL、HDL、中性脂肪、AST (GOT)、ALT(GPT)、γ+GT、Ca、Fe、血糖、白血球数、赤血球数、血色素数、ヘマトクリット値、MCV、MCH、血小板数、です。
甲状腺ホルモンは、リバースT3は検査項目にありませんでしたが、上記3つには異常ありませんでした。
正常値から外れたのは総コレステロール(227)と、LDL(142)で、HDLは73でした。
心配していたE2は53.0(黄体期)で低かったです。先生は、年齢も関係しているだろうし、たぶん体重が減ったことが原因の一つだろうとおっしゃっていました。先生には、40過ぎたら余り痩せてはいけないよと言われました。
(もともと特にやせ形ではありませんでしたが)肥満の問題がなく、更年期にさしかかる年齢の女性は、糖質制限は慎重にゆっくり始めることをお勧めします。私のようなケースはレアかもしれませんが、結果が生活に及ぼす影響があまりにも大きいので、、。
他の項目はすべて正常でした。
ホルモン補充については、悩みます。癌リスクというよりも、ホルモンのような微妙なものを外から補って良いものだろうかと思うのと、補充することで分泌機能が余計に低下する(怠ける)のではないかという不安を感じるからです。
現在の抜け毛は髪を洗う日はたぶん軽く2千本くらい抜けていると思います。なので、毎日はこわくて洗えません。洗わない日は千本くらいかなぁ、、。
髪はスカスカ、まゆ毛もまつ毛もなくなってしまい、顔はアトピー、非常に悲しい姿です。お正月に実家に帰ったら、親が心配するだろうな〜と思うと申し訳ない気持ちです。
先生、明けましておめでとうございます!
2014年が先生にとって良い一年となりますよう、お祈り申し上げます。
年末からずっと、糖質を多くとる日々が続いていますが、脱毛の状況は収まりません。
大げさではなく、一日2千本くらい(髪を洗えばもっと)抜けています。
朝起きて、髪の表面を軽くなでるだけで(梳かしてさえいないのに)200本くらい抜けてしまいます。
既に分母が少ない中、こんなペースで抜けているので、額から頭頂まではほぼハゲてしまい、横から下にかけてもスカスカです(泣)。もうすぐ丸坊主になってしまいそうです。
6ヵ月を目安に、ということですが、それは再び生え始めるまでの期間ではないでしょうか。
抜け止まるまでに6ヵ月かかることもあるのでしょうか。
ネットで色々調べてみたのですが、抜けどまるまでの期間はわかりませんでした。
ここ数週間は、どう考えても糖質不足とは思われず、糖質制限をきっかけに入ってしまった何かの(間違った)スイッチが、解除されない感じです。
体重は糖質制限前の水準に戻りましたし、体温もこのところ36℃を割ることはほとんどなくなりました(月に2回くらい、割ってしまうことがありました。また、相変わらず体温の変動は激しいです。)
もし先生のご家族がこのような状態になったら、どのような方法を勧めますか? もうしばらく静観するのが良いと思われますか?女性ホルモンの補充を勧められますか?
何度も申し訳ないと思いつつ、他の誰にも相談するところがなく、弱り切っています。お考えをお聞かせ頂けたら幸いです。
くろさん
検査数値上は特に異常はないけれども髪は抜け続ける。
どう考えたらいいのかわかりませんが、次のコメントへの返事とまとめて記事を考えています。
ここのブログの本題ではないですし、私の専門分野でもないので、遅くなりまして申し訳ありませんが。
くろさん
なかなか治らなくて大変ですね。
6か月といいましたが、そのペースでは厳しそうですね、たしかに。
くろさんのおっしゃる通りで、糖質制限が脱毛を招いた、というよりは、脱毛の素因を持っていたその引き金を糖質制限ダイエットが引いてしまった、という部分があるように思えます。
ということで少し調べてみましたが、女性の脱毛に関する英語の文献を調べていて、ダイエットなどのストレスで発症する休止期脱毛はやはり6か月程度で回復するものが多い、ただし、中には回復に数年かかるものがあり、それらは慢性休止期脱毛と呼ばれる、というのがありました。
実際に長引く症状が出てから、そういう風に分類されるものであり、原因も治療法も特にわかっていないとの説明しかありませんでした。
そちらだとすると、回復にはおよそ3~4年かかるという記述でした。
くろさんが実際にそれに該当するのかどうか、わからないのですが、調べた内容について、記事を作成したいと思います。
背景知識から勉強して書かないと無責任なことが書けませんので、まだしばらくお待ちください。
糖質制限に関する体験を基にした議論を興味深く拝見しました。気になった,Yamamoto_maさんの高尿酸血症と実践管理人さんのユリノームを飲むという対処法について意見を申し述べます。
総ケトン体が多くなりますと,特に3-βヒドロキシ酪酸が過剰になりますと酸血症(アシドーシス)となります。これら過剰な有機酸を腎は尿細管から尿中に排泄して身体を中性に戻そうとします。その際に尿酸を再吸収するため,血中尿酸が上昇しているものと推測します。このときに尿酸再吸収阻害剤であるユリノームを飲むのは生体の防御機構に反することになり,お勧めできません。
新潟の勤務医さん
ありがとうございます。
質問です!(^^)/
私の場合、糖質制限始める何年も前からずっと尿酸値が高くて、糖質制限して痩せたら下がるかと思ったけど15㎏やせても全く下がりませんでした、変わりません。
ユリノームを飲まなければ6.5~7.0付近です。
ですから、ケトン体の高い低いに関係なくずっと高いんですけど、その場合もやはりユリノームを飲むのは良くないと考えられるのでしょうか?
ちなみに、私の母がたの男性は全員が50を過ぎると高尿酸血症で何らかの薬を飲んでいましたし、飲まない連中は痛風で痛い目に合っていました。
彼らは糖質食べまくりです。
こういう遺伝体質的な問題があると思いますが、それも考慮の上で、やはりユリノームは適していないと考えられるのでしょうか?
素直に、わからないので教えてくださいませ。
よろしくお願いします。
初めに申し上げます。
痛風・高尿酸血症があり,既にユリノームを投与されている方には,何ら異論を口にするつもりはありません。
管理人さんもご存知のように,
高尿酸血症が痛風だけでなく,心血管疾患の独立したリスクであると疫学上認められてから,血清尿酸値を低く(6.0mg/dL)抑えようとする考えが主流となりつつあります。
近位尿細管での尿酸再吸収に関与する尿酸トランスポーター
(URAT1)が膵臓ランゲルハンス細胞や脂肪細胞や血管内皮細胞にも存在することが分かってから,ユリノーム等で細胞内への取り込みを抑制することで,インスリン抵抗性の改善や動脈硬化の引き金となる血管内皮機能障害を防止できる可能性が囁かれています。
管理人さんがこういった観点から,ユリノームを投与するのであれば,強く反対はいたしません。
ただし上の話は,あくまで慢性の話であって,一時的に高尿酸血症を生ずるものまで含むものではないと思います。
こどもで体験するケトン性低血糖症の場合,
血清尿酸値が10mg/dLを超える症例も存在しますが,経口なり輸液でブドウ糖を投与し糖代謝が改善しますと翌日には血清尿酸値も正常化しております。
糖質供給が絶たれ,グリコーゲンが急に枯渇した際の防御機構として,末梢からの脂肪酸供給と肝でのβ酸化が存在し,その際に溢れ出た3-βヒドロキシ酪酸によりアシドーシスとならないための防御機構として,尿細管での尿酸再吸収が存在している,と考えることもできます。
糖質制限を行ってケトーシスとなり高尿酸血症となった方にユリノームを投与した場合,アシドーシスが進行するのを心配しているわけです。
ヒトはウリカーゼ遺伝子を不活化させてまで,尿酸を保持した種です。尿酸にも肯定的な側面があります。
糖質制限はケトーシスにならない範囲で行っていただきたいと思います。
であれば,新たに尿酸値が上がる心配はなくなると思います。
新潟の勤務医さん
お返事ありがとうございます。
糖質制限導入してから尿酸値が上がった人は注意すべきである、ということですね。
つまり1型糖尿病の人が感染症などで体調不良となったシックデイの際など(これ以外にもいくつものケースが想定できるかとは思いますが)に急な尿酸値上昇が認められた場合には、それをユリノームで補正することは危険である。
それよりも原因疾患の治療とグルコースによる血糖補正などを優先すべきである、それにより、尿酸値も低下する、そうおっしゃりたかった、という解釈でよろしいでしょうか?
それからケトーシスの方ですが、ケトーシスには問題はない、ケトアシドーシスには問題があるけれどもと私は考えているのですけれども(糖質以外を主体に食べている人はみんなケトーシスが当たり前だと思うし、それは生理的な状況の一つであると思われるので)、何か基礎疾患や感染症を伴わない人であってもケトーシスになることすら警戒されるべきでしょうか?
エネルギー代謝に限った話としてお聞きください。
ケトアシドーシスとケトン性低血糖症を除く事を前提にすれば,ケトーシスは問題がないと推測しております。
推測ついでに申し上げますと,
肝臓で合成されたケトン体が血中に溢れているということは,
組織でうまく使う準備が整っていないのではないか,
脳細胞で利用するだけなら,そもそも総ケトン体で5mmol/Lを超える量が果たして必要なのか,
肝細胞以外では,
ケトン体を再度アセチルCoAに変換するアセチル-CoA合成酵素が元来存在していますが,その発現量は組織によって異なっているのではないか,
おそらく糖質依存の代謝系を続けている限り,
酵素の発現量は増加しないし,
糖質制限しても増加までに時間を要するのではないか,
脳細胞以外でもケトン体を筋細胞等で利用したいが,
実際はアセチル-CoA合成酵素発現量が十分でない場合に溢れるのではないか,
糖代謝のブドウ糖とインスリンの関係のようなものが,
ケトン体代謝でもあると推測します。
(推測だらけとなって申し訳ありません)
糖質制限を行っていても,
ケトーシスが平衡状態を迎えれば,
尿ケトンが陰性となることもあるのではないかと…。
そういった経験はお持ちではありませんか?
カルピンチョ先生
尿酸値と総ケトン体値の相関性に付いて自分の過去のデータで調べてみました。
平成22年11月 HbA1c 8.7 でDM確定
***********尿酸値**総ケトン体 血糖値
平成22年12月 4.3 135・・糖質制限開始
平成23年 1月 6.1 123
平成23年 2月 4.6 121
平成23年 3月 5.1 102
平成23年 4月 6.3 118
平成23年 5月 6.8 117
平成23年 6月 8.0 122
平成23年 7月 5.9 112
平成23年 9月 5.7 94
平成23年11月 ? 121
平成24年 1月 7.0 106
平成24年 7月 5.2 2140 107
平成24年11月 6.4 1760 86
平成25年 4月 5.5 2150 98
平成24年 8月 8.4 8765 101・・44時間絶食
平成24年11月 6.9 3506 107
平成26年 2月 7.5 4385 102
どちらかというと、高尿酸血症気味ですね・笑・。痛風の症状はまったくありませんです。
ここから見えるのは私の場合、尿酸値と総ケトン体との折り合い点、総ケトン体値2000μM/L前後のようです。
先生は常日頃、検査数値に「普遍性はない」(すべてではないが)とのことで、強く同意します。
私は工学系ですが、医師の判断ってさまざまであるのを感じております。
・医師Aは、Bという症状はCが原因という因果関係で説明します。
・医師Dは、Bという症状はEとFの相互作用によって起こるという相互作用関係で説明します。
・医師Gは、Bという症状はプログラミングされたif・thenの関係で説明します。
とにかく、医学(生命科学)には物理学のような普遍的な法則性が見い出されていなのです。
生化学に代謝マップというものがあります。(時々覗いたりします・笑・)以前大腸菌のそれをみたことがありますが、A1サイズの用紙に小さな文字と回路図でびっしり埋まっておりました。それも代謝の1部だそうで、ヒトでこのマップが完成する見込みなどあり得ないと思いました。まして次から次へ新しいたんぱく質が発見されて先行き真っ暗と感じます。
そもそも酵素Aを作る酵素Bがあり、その酵素Bを作る酵素Cがあり、その酵素Cを作る酵素Dがあり、その酵素Dを作る酵素Eがあり、その酵素Eを作る酵素・・・・・・・と、なり、そういう研究って意味があるのか疑問です。(ご苦労様という感情はありますけど)
人の細胞は60兆個といわれてます。これが大きい数字と感じる人とそうでないと感じる人とがいます。私はとてつもなく小さい数字と感じております。物理では1/ルートNという不確かさを表す法則があります。分子レベルまで下げてみると60兆個なんて数字はショボイもんです。
・・・何を言いたいのか、自分で分からなくなってきた・・・
要は、E・シュレディンガーの「生命とは何か?」以来普遍的な法則は何一つ見いだされていない!ということでしょうか?
新潟の勤務医さん
いろいろと真剣に考察くださり、ありがとうございます。
ケトーシスとケトアシドーシスについては、だいぶん前の記事で考察させていただきましたが、
http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat29/post_152.html
http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat29/post_153.html
有史以前からの人類が常時経験し続けているはずの「生理的なケトーシス」に関しては問題がないはずだと私も思っています。
> 肝臓で合成されたケトン体が血中に溢れているということは, 組織でうまく使う準備が整っていないのではないか
・・・これは糖質制限開始初期はまさしくそうだと思います、みなさん経験されることで、同じ食事内容でも糖質制限開始初期はケトン濃度が高く、糖質制限してしばらくするとケトン濃度は下がってくるようです。
> 脳細胞で利用するだけなら,そもそも総ケトン体で5mmol/Lを超える量が果たして必要なのか
・・・心臓は基本的にグルコースではなくて脂肪酸をエネルギーとして拍動を続けているはずで、そういう「普段から脂肪酸を活用」している組織であれば(おもに筋肉ですが)ケトンが豊富にあれば積極的に利用するようになると思うのですが。
> 肝細胞以外では, ケトン体を再度アセチルCoAに変換するアセチル-CoA合成酵素が元来存在していますが,その発現量は組織によって異なっているのではないか
・・・組織別の分子発現量(mRNA)に関してはBioGPSなどをご覧になれば明らかに異なっているのをお調べいただけますよ。
たとえば、Acetyl—CoA synthetaseに関して検索すると、
1 ACSS1 84532 acyl-CoA synthetase short-chain family member 1 human
2 ACSS2 55902 acyl-CoA synthetase short-chain family member 2 human
の二つが提示されます。
それぞれの発現分布を見れば以下のようになります。
http://biogps.org/#goto=genereport&id=84532
http://biogps.org/#goto=genereport&id=55902
脂質代謝に関わる酵素はこれ以外にも様々ありますから、それらの発現量の変化の組み合わせで細胞によるケトン利用効率はいかようにも変わっていくものと思います。
>おそらく糖質依存の代謝系を続けている限り, 酵素の発現量は増加しないし, 糖質制限しても増加までに時間を要するのではないか, 脳細胞以外でもケトン体を筋細胞等で利用したいが, 実際はアセチル-CoA合成酵素発現量が十分でない場合に溢れるのではないか,
・・・はい、そう思っています。糖質制限をしている人たちの多くはやってみて、実感としても感じていると思います。
> 糖質制限を行っていても, ケトーシスが平衡状態を迎えれば, 尿ケトンが陰性となることもあるのではないかと…。 そういった経験はお持ちではありませんか?
はい、わたし、尿ケトンはほぼでません。
糖質制限を長く続けている人で、尿ケトンが出続けている人はかなり意図的にそうしようとしている人たちだと思います。
難治性てんかんの治療食に近い食事を続けられている方々ですね。
あとは自分の身体で実験するのが大好きなYさんとか(笑)。
Yamamoto_maさん
非常に詳しくありがとうございます。
なるほど、でした。
新潟の勤務医さんがご指摘されるとおりに、ケトーシスが厳しくなると尿酸値は上がり気味ですね。
私の場合、標準値上限前後でも脱水が伴うと痛風発作がでますので、ケトーシスを加減しながら食事を続けていこうと思います。
(ただし、糖質制限以後は尿酸値が高い状態が続いても発作は一度も出ていません)
いろいろ、単純ではないですねえ。
カルピンチョ先生
>あとは自分の身体で実験するのが大好きなYさんとか(笑)。
ぐっふゎふゎふゎ~~~!
尿酸値・ケトン体値 トレードオフの関係でしょうか?
私は当面ケトン体を優先しようと思っております。
Yamamoto_maさん
いいなあ、ケトン体優先。
う~ん、悩みどころですが、痛風の痛みを思い出すと尿酸値優先です、私は(;^ω^)
<現在までの経過>
初めまして、49歳男性です。6か月前に血圧145-95になり、空腹時血糖も102、食後30分血糖164、食後1時間血糖201、120分血糖119。インスリン量が空腹時3.5、食後30分9.9、60分25.9、120分22.9でHBA1Cは正常値でした。
身長177 体重78k
結果 ブロプレス4mg服用と血糖は経過監査、食事療法、運動療法の実施
食事に関しては、炭水化物(お米、麺類、パン)を1日半分に減らし、主にキャベツか白菜を交互に温野菜にして両手一杯程度を食事前に食べて、豆腐半丁、納豆1パック、ゆで卵1個の食事に変えました。
仕事柄、週に3回程度は接待でアルコール、炭水化物もたくさん取っていました。
運動に関しては、食事後すぐに、15分程度の運動(早歩き、筋トレ)を実施。できない時はベイスン0.2mgを服用。
結果、空腹時、食後血糖は正常です。(実施しない時は、1時間血糖は200はありますが30分、2時間、空腹時は正常)
血圧も1か月で正常になり、様子をみて服薬も中止しようか?まで行きました。
それを、3か月程度続けた結果
体重が70kまで落ちました。
2か月前から、上記の食事内容で、炭水化物をすべて抜き、(夜の飲み会は今までと同じ状態)69kまで落ちました。
2週間前から間違ったダイエットと気付き、飲み会時は焼酎に変え、炭水化物も控え、通常は、野菜と卵、肉、魚中心に変えました。
結果2週間で、67kまでダウン。食後の運動、ベイスン服薬抜きでも食後血糖は正常値に成って喜んでいた所に今回のサイトを見ました。
<質問ですが?>
●筋トレをすると、糖質要求の高い筋肉が育つとの事ですが、現状での食後トレーニングは中止しベイスンに頼った方が良いのでしょうか?
●脱毛に関してですが、6年前からプロペシアを服用しています。後頭部が少し気になる程度ですが予防も兼ねて飲んでいます。
また、コレステロール値、中性脂肪を含む健康診断では血圧と血糖以外は全て正常です。
体のだるさは時折少し有ります。眠気は有りません。寒さも体重が落ちてからほんの少し寒く感じます。
その上で甲状腺リバースT3に関して質問ですが、脱毛はもちろんのこと、血管イベントが怖くて、運動、食事改善で血圧、食後血糖の改善をしている中で、カロリーを変換できず、コレステロール、中性脂肪が高くなったりするのは困ります。
今後、糖質ダイエットを進めるうえでT3値の検査をしたうえで継続した方が良いでしょうか?
また、上記症状の脱毛、体のだるさ、眠気、体の冷えの症状をもう少し具体的に教えてください。(頻度や抜け毛の量等)
接待等の過食になる時だけ、頓服的にベイスン0.2mgを飲んでいます。
糖の吸収を遅らすとのことですが、飲むことで糖質ダイエットと似たような効果になるのでしょうか?
教えてください。
kameさん
はじめまして、じゃないでしょう。
あなた、ここで何度も何度も何度も何度も質問を繰り返しているのに、さらにまた質問ですか?
>今後、糖質ダイエットを進めるうえでT3値の検査をしたうえで継続した方が良いでしょうか? また、上記症状の脱毛、体のだるさ、眠気、体の冷えの症状をもう少し具体的に教えてください。(頻度や抜け毛の量等)
・・・この記事をきちんと読んでいただければ、私がそんな質問への回答を持ち合わせていないことは理解できるはずです。
記事中のケイト博士の英語のサイトの文章と、そこからのリンクのアメリカの掲示板で書かれている内容をご自分で読んで、そしてお調べください。
何でもかんでも次ら次に細かく聞いて、いったいあなたは何がしたいんですか?
kameさん
この質問への回答もあなたの最初のころの質問への私の回答を読めばわざわざ質問しなくても理解できるはずです。
大丈夫ですか?
気分を害して申し訳ありません。
読解力のが低い私が貴方のサイトに質問した事が不幸の始まりです。
文章読んでも理解ができなく同じ質問してしまい申し訳ありませんでした。
先生、人間て正論言っている人の事を聞くか、好きな人の事を聞くかと言ったら間違いなく私どもの下僕は、好きな人の事を聞きます。
貴方のような高貴な人間の方が少ない社会において、貴方の対応に不満があれば、糖質ダイエットは素晴らしくても、貴方の対応如何では糖質ダイエット自体が嫌いになります。
貴方が成功して糖質ダイエットを広めるためにこのサイトを立ち上げたのであれば、嫌になる人を増やすサイトになりかねないと思いました。
何回も言いますが、私の読解力が人一倍悪いので、嫌な気持ちにさせて申し訳ありません。
糖質制限ダイエットは素晴らしいとは思いますが辞めます。
サイト的にはもの凄く良いサイトと思いますが、高度な知識者のみが理解するサイトでありば被害者も出ると思います。
先生からすれば知識不足で低レベルな人間が批判してりるしか思えないかもしれませんが、、、、、、、、、、、。
kameさん
理解できるように書けなくてすみません。
kameさんからいただいた最初のいくつかのコメントには、理解しやすいようにと数時間かけてお返事のコメントを書かせていただきました。
しかし、それに重ねるようにひたすら質問を繰り返されて、ほんとうに私が書いた返信を読んで参考にしてくださっているのかがさっぱりわからず。
残念ですが、kameさんが求められる細かいレベルの質問に答え続けるのは私には無理です。
kameさんがそのように私をご批判されるのは自由ですが、それをもって糖質制限を批判するのは逆恨みというべきかと思います。
というか、あなたは何のために糖質制限を始めたのですか?
自分の身体のためではないのですか?
それをここでのやり取りで怒られたからもうやらないっておっしゃるのって、自分で自分を子供のように甘やかしてるとは思われませんか?
ですが、まあ、ご自由に。
では、失礼いたします。
糖質制限を初めて一週間が経ちました。
このダイエットは7年くらい前に行ったところ非常に効果的でまた、やめたあとは太りにくくなっていたのですが
ちょっとずつ脂肪が・・・
ってことで、始めたのが本当に本当に最近です。
しかし、以前始めたときは感じなかった「だるさ、眠気、疲れやすさ」が常にまとわりついてました。
これを始める少し前に、ダンスをして筋肉も増えたはずなのに
家の階段を昇るだけで、息切れや疲れがあり
なんでだーどうしてだーとたどり着いたのがここでした。
お陰様で、勉強になりました!
が、ちょっと疑問なのですが、よろしいですか?
このままあえて、三食糖質制限を続けた結果
いずれ、だるさ、眠気、疲れやすさはずっと続くことになるのでしょうか?
できれば、せっかく炭水化物の誘惑から逃れ
慣れてきたところなので、できれば三食糖質制限で行きたいのですが・・・。
あいいみさん
解決の参考になったのならよかったです。
>このままあえて、三食糖質制限を続けた結果 いずれ、だるさ、眠気、疲れやすさはずっと続くことになるのでしょうか?
・・・もう、私からの答えはお分かりだと思いますが、人それぞれです。
そのまま頑張ってるうちに症状が消える人もいれば、症状に悩まされて挫折する人もいます。
この記事や関連する記事のコメントなど、読んでいただければ、ほんとに人それぞれだというのがよくわかると思いますよ。
> しかし、以前始めたときは感じなかった「だるさ、眠気、疲れやすさ」が常にまとわりついてました。
・・・7年前とは体の反応が変わることがあるのは仕方ないかなと思います。
私も30過ぎてからは数年経つごとに徹夜勤務などがしんどくなってきたのよくわかりましたからね。
検査数値の上では正常範囲にあっても、いろいろと。
rT3の問題だけでなく、潜在性甲状腺機能低下症、という概念もありますし。
まあ、今の自分の身体はそういう反応をするのだな、そんならちょっと手綱を緩めてやるか、みたいな、試行錯誤でお願いします。
はじめまして。
健康のために厳しい糖質制限食から始めました。
糖質抜きの食事を食べ始めたときは、食事後の眠気もなく、頭も一日すっきりしていて、いけるぞと思えました。
二週間を過ぎるころ、一日中眠くなりました。
体重も三ヶ月過ぎの頃には四キロ落ちて、過去最高のダイエット状態になりました。
標準体重より痩せていた私は、痩せてしまったことが気になって、糖質摂取に戻しました。断糖食が健康にいいと確信が持てなかったのです。
私は糖尿病予備群なので、糖質制限の意味を再認識して、五ヵ月後にまた糖質制限食にチャレンジです。
そして糖質制限再開後に、午前の立ち仕事のパートを終えてから、昼食を取るよりも横になりたい自分は、どうしたんだろうと考えていました。
昼食をしていても、器を持ったまま寝むりこんでしまうこともありました。
そのようなことで、「断糖食 睡魔」を検索してこちらにたどり着きました。私の考えでは、糖質をカットした食事をすれば、睡魔とは縁が無くなるはずなのに、何か変だと思えました。私の場合は、午後じゅう眠くなるのでした。寝てしまうと、二時間寝ます。寝た後は、気分も体調もよくなります。
この状態のことは、こちらの甲状腺機能低下の森のくまさん状態が関係しているかもしれません。
有意義な情報をありがとうございます。
厳しい断糖食を始めて一週間後に血液検査をする機会があり、栄養面でたんぱく質の摂取不足と出ました。
毎食、がっつりお肉とお魚を食べていたので不思議に思いました。
他には中性脂肪の数値が30でした。
健康管理士のアドバイスでは、副腎疲労が疑われると言われました。100いかない低血圧のこともその理由になっていました。
自分の身体のたんぱく質を費やしてエネルギー生成をしていると診られるので、脂肪肝になっているかもとも言っていました。
いきなり断糖食で高たんぱく質の食事になって、私の身体がついてかなかったようです。
今思えば、厳しい断糖食を私の体は、飢餓状態と勘違いしたように思うのです。
その後、立ち仕事の午前のパートを考えて、朝はおにぎりをひとつ食べて出かけるようにしました。
仕事が終わる頃、やけにお腹が空くのですが、できるだけ糖分を摂ることを我慢しています。
まだ午後に眠かったり、疲れを感じたりしているので、もう少し、糖を摂ることも考え、思考錯誤してみます。
ネット上にこれだという情報があるのをありがたく思います。
そうでなければ、思考錯誤の方針も決められませんし、不安も解消できません。ありがとうございます。
はじめまして。
当方42歳男性、かなりがっちり体型で173cm 80Kg 体脂肪率20%です。
江部先生の書物や、こちらのサイトなどをしばらく読ませてもらい、健康増進法として糖質制限は大きな効果があることを知識で理解してから、糖質制限を開始しました。
いきなりスーパー糖質制限を開始しましたが、開始5日ほどたったぐらいで、わき腹、二の腕の内側、にかなりかゆくて痛い色素性痒疹がでました。江部先生のサイトなどでは、カロリー不足が原因であるということが書かれていますが、1日2000Kcalはとっていましたし、他の原因を探しました。他に、腸内環境が悪くなっているのではないかという情報もあったため、納豆や酪酸菌をとり、腸内環境の改善にも努めましたが、一向に改善しません。そして、体重は最初の二週間で二キロ落ちましたが、その後停滞しました。アレルギー性鼻炎が快方に向かうなど、体調でよい面もあったのですが、色素性痒疹はかなり広範囲でひどい状態でした。
そしてこちらの記事にたどり着き、腑に落ちました。私の症状はおそらく甲状腺機能低下なのだと。糖質なしの生活に慣れない私の体が、悲鳴を上げ、飢餓モードにはいっていたのだという理解をいたしました。その結果、まだ落ちるはずの体重も、減らない悪循環に落ちていたのではないかと。
もちろん証拠はありませんが、一時的にスーパー糖質制限を辞めてみるよい契機となりました。この一週間は夕食だけは糖質を取っており、そうするとみるみる回復していきました。
これから徐々に徐々に、いったりきたりしながら、スーパー糖質制限に戻していこうと思います。良い情報をありがとうございました。
しんさん
コメントありがとうございます。
記事を参考にしていただけたということでよかったです。
色素性痒疹が出たとは、貴重な経験を書いていただいてありがとうございました。
いきなりの糖質制限がストレスになる人ではいろんな症状が出るようですね。
一食だけでも糖質摂取に戻してそれが改善したのであれば、私のこの記事の存在価値もあったと確認できますのでうれしいです。
それぞれの人が、それぞれのペースで糖質制限に取り組んでいただけるのがベストです。
念のため一言だけ
厳密には「甲状腺機能低下症」ではありません。
「低T3症候群」と呼ばれるもので、見かけ上の症状は甲状腺機能低下症と似ていますが、甲状腺ホルモンが十分に分泌されているにもかかわらず、末梢では不活化されてその機能を発揮できない、という状態です。
患者さんの目線からしたらどちらも同じようなものですが、内科の先生の中にはその違いをとても気にされる方が多いので(治療方法が異なりますから)、「低T3症候群」でお願いします(^^;)。
大けがしたり、手術直後の患者さんは「低T3症候群」の状態になっていることが多いので、身体が危機を感じた時に普通に発生する生理的現象の一つなんですけどね。
>ろろちさん
詳しい状況説明をありがとうございます。
そしてこのブログの情報を有効に活用してくださってありがたいです。
現代人は、私が思っていた以上に「糖質摂取が前提にある生活」に体が対応している人が多いように思います。
そのために、急な食生活の変化についていけない人も多い。
理論的に考えれば、血糖値の高い人や内臓脂肪の目立つ人は糖質摂取量を減らすべきなのですが、その変化にどの程度対応できるかには個人差がある。
いきなり糖質制限した方が効果は劇的ですが、徐々に徐々に、進めていくのも一つの在り方であると思います。
貴重な情報ありがとうございます。私も7月から炭水化物だけで生きていたような生活から一気に糖質はオートーミールスプーン2杯X2食にしたところ2週目から1日中眠いです。これでしっくりきました
はじめまして。低体温、低血糖、mec、で検索して、こちらのサイトに来ました。私は40歳女性、身長164センチ体重70キロでした。昔、糖質制限に挑戦したときに、激しい頭痛に悩まされたので、私には向いていないのだなと結論して、それ以降は普通の和食生活をしていました。しかし先日金スマという番組で紹介されていた、つくりおきおかずダイエット糖質制限というダイエット法を見ました。さっそくやってみたら、体重が1週間で4キロ落ちて、興奮し、今回は頭痛もないし、さらに厳密に糖質制限食をするようになったところ、2週間経った今、体温が35.0度になってしまいました。走ってもスクワットをしても温まらず、寒くて夜も寝られず、一体どうしたのだろうと不安に思っていました。もっとゆるくやればよかったのですね。
有益な情報をありがとうございます。
>低温ウーマンさん
この記事が考えるヒントになり、これからの対策になったのであればうれしいです。
低T3血症の状態は病院に入院している人を調べるとかなりの割合で存在するといわれます。
ストレスに対する防衛反応なわけですが、低T3血症を発症するストレスの程度は個人差が大きいと思うので、同じダイエットや運動を続けても発症する人といない人がいるわけです。
それを今回、体感した低温ウーマンさんであれば、次はもう少しうまくできますね。
ぜひめげずに調子を見ながら続けてみてください。
はじめまして。
1日60g以下の糖質制限を初めて早1ヶ月。
気持ちは全然つらくないのに、体が思うように慣れてくれず
「私の糖質制限はあっているのだろうか」
そう思い始め、ネットを徘徊していたらこちらのサイトにたどり着きました。
内容を読んでやっと腑に落ちました。
いきなりやりすぎていたのですね…
糖質制限者の体験談を読んでいると、倦怠感は最初の1-2週間くらいって方が多いので、制限が足りないのかもと思っていた所だったので…
三食とも主食抜きだったのですが一食足してみようとおもいます。
>匿名さん
はい、ぜひいろいろ模索されてみてください。
別の記事にも書いていますが、私は100人に1人ぐらいはスーパー糖質制限が辛い人がいて当たり前だと考えています。
すべての人に共通する健康な食事法というのは存在しない
http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat30/post_250.html
匿名さんがそうであるかどうかはわかりませんけど、これしかない、と決めつけるのではなくて、ぜひいろいろやってみてください。
酒がけっこう飲める人と、飲めると思ってたけど限界は意外に少ないぞ、と感じた人の違いと思って。
同様に、100人に1人ぐらいは90%以上糖質の生活が辛くてしょうがない人もいると思うのですが、そちらに健康目的でチャレンジする人はいませんね(笑)。